2009年8月31日月曜日

My Dear Friend

ハレーに乗っているバイカーのKAZUちゃんが
遊びに来てくれた

ボクはタイの
グリーカレーを作ってのおもてなし
幸いなことに辛い物が大好きと聞いていたんだ

美味しいおいしいと食べてくれるので
いっきに盛り上がってしまった
タイの小さなちいさな口の中が爆発するような
辛い辛い唐辛子プリッキーヌーを
小皿にとって薦めるとパクリ
全然平気なんだよ
滞在時間は8時間くらいだった

バイカーの話
革小物の話
タトウーの話
そして
ボクが撮ってきたタイのスライドショーを
見ながらタイの話
個人的な話

タイへは興味津々の彼女
大きな目が輝いてくる
すごく嬉しくて嬉しくてついつい横道に外れてしまう

彼女が好きな革作家ゴローさんの話と
彼の特集の雑誌も持ってきてくれた



2009年8月30日日曜日

ボクたちの展示会

今月の17日〜23日に覚王山アパートで催す

ボクとAYUMiの展示会の
フライヤー兼DMが出来上がってきた

ブログにアップするより前に
近場の雑貨屋さんやギャラリーを
回って配布をお願いしてきたよ

個別にDMとして100枚ほど
宛名書きもして投函した
メール連絡のおつきあいで
住所を知らない友人もいるから
届かない人もいるかもね

そんな方は画像をポチッとクリックしてください



2009年8月29日土曜日

革細工ただいま修行中 -43

先日も紹介したけれども
革表紙の豆本を
バリバリと作っているんだよ

9月17日から覚王山アパートで
始まる
ASIAN JUNK
AYUMi&YU-sanの作品展に
向けての作品作りに励んでいます

この豆本ペンダントは15冊の限定作品だよ

チマチマと
手がかかる上に細かい作業が多いから
量産は出来ないんだ

この豆本を完成させたら
次は名刺入れを作ろうと思っているよ

幸いなことに
いつも使っていた名刺入れを先日無くしてしまったから
モチベーションは上がった

覚王山での展示会が終わったら
少し時間がとれるけれど
すぐにクリエーターズ・マーケットもあるしね


2009年8月28日金曜日

お知らせです

MAYBELLさんという
近くの雑貨屋さんにいったときに
戴いてきたハガキ

素敵なポストカードだなと思ったら
イベントの案内だった

カッコイイMAYBELLさんとのことは
また紹介するけれども
イベントのお知らせなので
コチラを紹介するよ

テクノパンと名付けられたハガキは
移動パン屋さんのイベント
カフェの前を借りて手作りパンの販売をするんだって

大昔 ロバのパン屋さんという
移動パン屋さんが日本中を歩いていた
そのパン屋さんのことを思い出して
MAYBELLさんと盛り上がったんだ



次はMAYBELLさんの大好きなロンドンを
テーマにした雑貨イベントの紹介カード

アメリカのUSと同じように
イギリスはUKといわれることが多くなってきたね
the United Kingdom of Great Britain and Northern Irelandの略
ウクライナだと思ったボクは
MAYBELLさんから詳しく教えてもらったよ



2009年8月27日木曜日

分からない物をありがたく

ボクがもらった宝物

バースディパーティで
友人の美容師のジュンちゃんが
何だか大切なものを
手で包み込むようにしてもってきた

これYU-sanにあげるよ
ってボクにくれたんだ

何だか分からないけれど
大切にしていることだけは分かった
プラズマで断裁したという金属片を
バネや鉄片と組み合わせてある

断裁したところは銀色に輝いていてキレイ
でも・・・・何??

おかしいなぁ・・彼とは感性が似てるはずなのに
ボクの頭の中では理解するために
グルグルと回転しているんだよ

ジュンちゃんがボクにくれた大切な物なんだ
きっと価値のあるものなんだ
素敵なオブジェなんだ
大切にしないと叱られそう

あとでゆっくりと何なのか考えよう

どちらが表裏なのかを聞き忘れたが
ビールも美味しいし
ボクは大切にしまっておき
酒と料理と若い女の子に囲まれてご機嫌だった

そして
お店に忘れてしまって帰ってきたよ

その忘れ物は
一つだけではなく

海岸に行ったら
流木や貝殻や石を拾ってきてねと
頼んでおいた皮膚を研究している女性からの
プレゼントも忘れてきた

いま手元に戻ってきたプレゼントの数々を
眺めている

鉄のオブジェ
貝殻
流木と椰子の木の皮

不可解な取り合わせの品物を前に
理解したよ
無理に理解しなくても良いんだと・・・

そしてこれも忘れてきた
貸していただいた本

月の下で
という写真集に見入ることにするよ



2009年8月26日水曜日

バースデイパーティとタトゥーの夕べ

またお呼ばれでバースデイパーティへ

親しくしていただいている
美容院アンテナさん
オーガニックCafe&Food Lala Naturalさ
ファッションブティックfalineさん
素敵なお店が並んでいる通りがあるんだ

それぞれのお店が個性的でフレンドリーで
楽しいことが大好き
オーナーもスタッフもお客も一緒になって
いつも遅くまで盛り上がっているという

そんなLala NaturalさんのスタッフYUKARIさんの
誕生会に誘われたんだよ
先日ブログで紹介した豆本ペンダントと
タイ料理の ヤムウンセン を一品作って持っていった

一緒に行ってくれたのは
テディベアを作って10年になる作家の

誕生日当事者のYUKARIさんは
スタッフとして料理を出したりして忙しい中
ボクのプレゼント作品も褒めてくれた
keik*さんはモヘヤで出来た可愛いテデイベアをプレゼント

ビールから始まり
みんなが食べ物の一品持ち寄り
お店のスタッフの手で
美しく盛りつけ直された料理を食べながら
楽しい仲間と愉快な話をして気分は最高
ボクは自分の作ったヤムウンセンを食べ損なったよ

参加している仲間の中にタトゥーで体を飾っている
若い女の子達がいることが分かった

その内の一人の若い女の子は
ボクが興味を持って作り続けている
ヌメ革のロングウォレットを
ジーンズの後ろに入れていたんだよ

いい風合いに変化している財布の写真を
撮るのを忘れてしまったけれど
革もしっかりしていてとても素敵な丁寧な仕上がり

そのロングウォレットを見せてもらい
色々と話を聞けば大型バイクのハレーを乗り回している
バイカーだったよ
先日もバイカーズ小物の作り方の
参考書を買ったばかり

女の子のバイカーと話すのは初めてで
新鮮な感覚で話は楽しい

Tシャツの袖から
タトゥーが少し見えているので
興味はそちらに移っていったんだ

タトゥーの図柄は鳳凰だという
これまたボクが木彫で仕上げた作品の一つでもある

ボクは当然のように見せて欲しいと頼んでみた

素直で明るく気さくな彼女はTシャツを脱いで
見せてくれた

色んな刺青の撮影をしてきたから
彫り方も多種多様の作品を見慣れているボクでさえ
とても繊細でキレイなぼかしの丁寧な彫り方で驚いた
艶のあるキレイな若い女性の肌と
墨一色のタトゥーは
すごい迫力

その肌を撮影させてもらい
図柄が隠れているブラも取って欲しいと
ワガママなオイラはお願いする

そのぼかし彫りの精細さを撮影したいと思ったけれど
接写レンズを持ってこなかったのが
悔やまれたよ

若い女性がボクの前で
肌を見せてくれたことにも感謝したけれど
それよりもボクは鳳凰の繊細な彫りに感動した
バイカーである彼女にお礼をしたくなった

新しい挑戦の一つとして
革細工の課題として
バイカー小物に挑戦することにした



素敵なタトゥーを見せてもらったボクの
テンションは上がりっぱなし

他の女の子のタトゥーも撮影させてもらった

刺青や入れ墨と呼び
旧来の隠微な世界でなく
裏社会に生きる者のモンモンではなく
クリエイティブな若者の中には
そんな偏見を蹴飛ばして自己主張をする
一つのキレイな表現として
タトゥーが選ばれているのは事実だよ

まるで江戸時代のいなせな若い衆が肌を飾ったように
若者文化の一つとして定着している

隠す刺青から表現としてのタトゥーの存在は
楽しくもあり憧れの一つでもあるんだね

ボクも機会とお金に余裕があれば
彫ってみたいと思っているし
息子のようにつきあっている若い友の
刺青の仕上がり工程を
ずっと撮影し続けている
10月には横浜から尋ねてくるので
久しぶりに背中を撮らせてもらおうと思いを
新たにしたのです



バースディパーティなのに
肝心の写真はほとんどがピンぼけのブレた画像ばかりだったよ
ゴメンなさいYUKARI様


2009年8月25日火曜日

はじめての試み

ボクはラッピングが苦手だよ

でも友人たちはいつも素敵なラッピングをして
ボクにプレゼントしてくれる
もちろん素敵なラッピングは女性だよ

男どものラッピングは
その辺の袋にポイと入れた物が多く
すぐに破り捨ててしまい
とてもラッピングなんて言えた物ではない
それはそれで嬉しいと言っておこう

26日にボクは誕生会に呼ばれているよ
どうしてもボクに来て欲しいという
嬉しいお誘いがあってね

二つ返事で出席することにした

最近の誕生会スタイルなんて全く知らないから
先日あったマユちゃんの誕生会なんて
ボクの作品を簡単包装をして持って行っただけ
エコだとおもってね

今回は少し理解してきたから
誕生日を迎えるYUKARIさんのために
ミニブックを作ってみたよ

ペンダントにも
携帯ストラップにも使えると思うんだ


YUKARIさんの歳は裏表紙に
分かるようにした
さあプレゼントのミニブックは出来た
今度はラッピングにも
気をつかってあげたいね

でも友人達のようにうまくできないなぁ

今でも大切に取ってあるPICNIC WORKSさんや
Mrs,kichen+3さんや
Kちゃんや
アサちゃんからの素敵なラッピングを
真似てみることにした

真似っこも上手ではないなぁ

でも精一杯つくったから
ヨシと思うことにする

プレゼントを入れる袋は
PICNIC WORKSさんから
もらった袋を使わせてもらうね

でもYUKARIさんの近くにいる人は
26日までは内緒にしていてね
頼むぜ

2009年8月24日月曜日

忙中閑あり???-12

ボクは煙草が好きだ
昔風にいうと煙草飲みだよ

昨今の禁煙席はつらいよ

初めて試した煙草はショートピース
オヤジの目を盗んで一本いただいたのが始まり
4年前までは缶入りのピースを吸っていた

一時はパッケージが気に入って
ゴールデンバットも吸っていたよ

今はマイルドセブンの1mmという
低タールを吸っている

煙草以外にもパイプや葉巻も大好き

パイプは自分で彫ったのをブライアー製のを
20年以上も使っている

考え事をしたり
ボーッとしたいときには
パイプや葉巻がとても良いんだ

チョイと静かにしていたいと思っていた
そんな時に
シガーと葉巻を見つけてしまった

煙草にはない雰囲気とこだわりがあるんだよ
メーカー独特のスタンスがパイプ煙草や葉巻にはあって
独特のパッケージングが用意されていて
オイラを招く

見つけたのは缶入りのシガーと
木の箱に入った葉巻

吸った後も
素敵な缶や木の箱が
コレクションアイテムとして残るからね


そんな買い物のついでに
見つけてきたのがこの手のひらに乗る小物たち

コロナビールの小さなライターと
ふたの開かない小さな古い缶

今日の原稿書きは
とっておきのウイスキーとうまい煙草を楽しみ
手に入れた小物を眺めて
売れない文士を気どってみるよ

2009年8月23日日曜日

新刊であれ中古であれ本は香しい-32

気が滅入った時や喪に服している時には
読書が一番

とは言っても
ボクの場合は読んで楽しい小説よりも
知らないことが多いので参考書の方を買うことになるなぁ

ドイツの出版カタログで有名な
TASCHENが届いた

今までのページ綴じの小冊子ではなく
折り丁になっていた
経費削減なんだろうな

このカタログは
クラシカルな泰西名画の美術書から
サブカルチャーの書籍まで扱っていて
書籍カタログとしては
見応えがあるよ

これは表紙・・だと思う
一見児童書の表紙みたいだね

これも表紙だと思う

裏表で主張が違っているのが
面白いでしょ

ハードゲイなどの出版物も扱っていると言う
告知みたいなイラストだね
そして
中を開くと・・・

一貫していないというのか雑多というのか
見ていてこんなに楽しいカタログはないよ


今日の特筆はこの本だよ

デザインの引き出し
「製本加工はここまでできる」

いつもの書店の
いつも立ち寄る書棚で発見

平台に置いてある部数が少なかったので
帰宅してamazonで中古本を探す気になれず
即買ってしまった・・すこし反省してる

生意気にも段ボールのケースに入った上製本の体裁
本全体にビニールが覆っていて中身が見ることが出来ない

レジで中身を確認してから買いたいと
言ったのだけれどダメだった

開封しても出版社に返本すれば良いだけなのにな

本好きはもとより
グラフィックデザイナーや
装丁を学ぶ若い人
豆本作家にはたまらない本だろうね



本文と言えばいいのかな
この赤い冊子には
製本のウンチクや
本や製本に関する知識が満載
そして製本のいろんな技法の紹介
もちろん豆本のことも書いてある
上の赤い本を取り出すと
こんな風に段ボールのケースが残っている
だから値段も高くなる
とても付加価値とは思えないぜ



雲母(うんも)と書いて「きら」と読ませる
出版やデザイン業界用語だけれど
「雲母刷り指南書」という小冊子も入っている
女神インキ工業の偏光印刷の解説だよ

見る人の角度によって色調が
変わる印刷があるでしょ
そのUV偏光について書かれてあるんだよ
そしてオマケなのかな
絵本も入っていたよ

メモブロックなんだけれど
断裁が波形に彫り込まれている
こんな素敵なメモ帳
誰が使うんだろう

買っても使わずにオブジェとして
飾るだろうな

名古屋の情報が欲しい人向けの本

名古屋に来てまだ4年のボクだけれど
この手の本を買うのは
名古屋に新しい人だけかと思っていたら
そうでもないみたい

新参者のボクには大変役立つ情報本だけれど
名古屋人が買っているんだよね

よく話題になるんだけれど
名古屋人は印刷媒体に掲載されている場所やお店を
尋ねるのが好きなんだと知った
この手の本が多いね

文化不毛の地と言われて久しいけれど
名古屋にもこんな店がありますよって頑張っているのが
可愛らしいね

それだけ少ないから本にしやすいのかなぁ
非常に薄っぺらい本だよ

2009年8月22日土曜日

JIMAさんに捧げます

ブログに載せることではないと逡巡していた

肖像画に黒枠を描き足して
追悼したい

9月の展示会の打合せが終わり帰路につくときに

横浜の息子のようにつきあっている友人から電話があり

JIMAさんが亡くなったと未確認の噂を聞いたと言う

声が出なかった


詳しくは書けないけれど

彼JIMAさんはボクの恩人なのです


彼の大好きな7月4日のアメリカ独立記念日である

彼の誕生日


湘南を離れたボクは

毎年長電話をしては冗談ばかり話していた


彼は独身だったので連絡方法は携帯しかない

その携帯は呼び出し音だけが続く


帰ってから知人友人に電話かけまくり

真相を確かめたけど誰も詳しいことは分からない


最後の手段で横浜のある暴力団幹部に連絡して調べてもらった

彼らの調査能力は素晴らしく的確だからね


JIMAさんの実家の電話番号がすぐに分かった


すぐに実家にかけたよ

彼の声が聞こえたので安心した

単なる噂だったんだ

少し嬉しかった


・・・けど話が通じない

初めて話す彼の兄だった

彼とそっくりの声だよ


誕生日から一ヶ月後

8月4日に急性心不全で亡くなりましたと言われた

ボクの名前はJIMAから聞いていて

よく知っていると言ってくれた


ボクは逝去の連絡をくれなかった愚痴を言いたかった


ボクは彼との出会いから最近の交流までを話した


小さな頃には薬局の息子だったオフコースの小田和正を

よくいじめていたこと


若いときには赤いトライアンフに女の子を乗せて

乗り回し

横浜ではめだっていたこと


大学進学をあきらめたベトナム戦争の頃には

米軍のLST(上陸用舟艇)の乗組員だったこと

その経歴から

今でも横須賀や米軍基地はフリーパスで出入りが出来る


その後

船乗りになって世界各地を巡り歩いたこと


どこから手に入れたのか

骨董品のようなイギリス製の大きなテーブルや

松本民芸家具をバッサリと断裁して

きれいな塗装を剥がして

テーブルやカウンターをコツコツと作り上げ

小さな隠れ家のような静かなバーを

横浜の郊外富岡駅前に作った


ボクはBAR JIMA の看板を

彫る約束をして厚い材も用意していた

果たせなかったよ


電動のタトウマシンを手に入れて

お客の無い暇な時間には

一人で入れ墨の練習をしていた


練習台は自分だから

自分の両脚と左腕にしか彫ることが出来ない

試し彫りだから・・と

落書きみたいな図柄を見せて笑っていた


チョイ悪オヤジを地でいくカッコイイ人だった

サブカルチャーに詳しくて

アメリカ文化やJUNKな物が大好きで

いつも若いヤンチャ坊主や可愛い女の子に囲まれて

静かに声で小粋な話をするのが得意だった


一昨年の夏

旅先の鎌倉小町通りの小料理屋で

ライブが終わり打ち上げだという

ミュージシャン達と話していた


共通の友人であることが分かった

フラワートラベリングバンドや

内田裕也さんの話で盛り上がり


偶然 JIMAの話題が出てビックリ

お互いがJIMAと親しい間柄だとわかり

世間は狭いねと

その場で彼に電話をして驚かせたこともあった


彼との思い出話は尽きないよ



上京した折りにでも線香をあげてやって下さいと

反対に電話口でベソをかくボクは

静かに慰められて電話をきりました



ボクは悲しい酒を飲み

息子のような友人が描いたという

JIMAの肖像画を眺めて

喪に服しています

2009年8月21日金曜日

レトロでジャンクなカフェを発見 -9

長い夏休みが終わった
Mrs,kichen+3へ
友人のテディベア作家で雑貨店主と誘い合わせて行ってきた

ボクはこのカフェがお休みの間に
いっぱい作品を作った
その作品を見てもらうために持って行ったんだ

お客様の接待の合間に
空いたテーブルにざあっと作品を広げて
見ていただいた

店主で物作りの大先輩でもある
ヨシエさんに褒めてもらうと
自信がつく
そして例によって彼女の作品も見せてもらった

友人のPICNIC WORKSさんや
このヨシエさんの持つ作品の風合いが
表現できない

キチンと丁寧に作ってあるね・・と
言ってはくれるんだけれど
ボクは商品としての完成度より
作者の思いを作品に込めたい

ボク自身はいい加減な性格で
ラフなのが大好きなのに
出来上がってくる作品はまだまだ固いんだよ

他の席にいた別のお客様にも見ていただき
9月の展示会の案内もしたよ

展示会までには
まだ少し時間がある
ヨシエさんを驚かすような
そして褒めてもらえるような
作品にとりかかろうって思ったんだ



お孫さんの写真がやっと撮れた
今までにも何枚か撮ったんだけれどね
表情がイマイチだった
これは
まあ合格に入るかな

子供を撮るのは難しいから
永遠の課題だよ


こっそり窓をあけて葡萄を二つ取った
一緒に行ったテディベア作家と分けて口に運んだよ
うん
あと一週間もすれば
甘みも増して食べ頃になるね

見せたかった豆本のペンダントを
忘れてきたので
葡萄を盗みがてら
また来る口実ができた


テディベア作家さんも
革に興味を持ってくれたようで
ボクの持っている端革をプレゼントすることにした
縫うことが大好きな彼女ならば
きっと楽しい
クマさんができるんだろうな

楽しみだよ