2009年3月19日木曜日

自作豆本の世界に魅せられた -番外編

豆本作家の第一人者の田中 栞さんの
豆本ワークショップに参加したよ
男性はボクを含めて3人
女性は若い方たちばかりで7人

ボクは自由書画の勇輝くんと早めに行き
会場のセッティングをお手伝い
ワークショップは田中さんの手慣れた指導で
和気あいあいの中で進んでいった

我流で豆本を作っていたボクには
目から鱗の技法がいっぱい
豆本を作り始めてから参考書は何冊も買って
理解しているつもりだったが
分からないところも多く
貴重な時間を過ごしているという感じだった


限られている時間内でハードカバーと
折り紙豆本の2種類を作り上げるので
要所要所は田中さんが前もって準備してくれた
材料を自分の好みで選んで制作にかかった

花ギレはボクも革装丁の豆本で作っていたから
よく理解できた



参考書を読んでいても理解できなかったのが
本紙を縫い合わせていくこと
なるほど・・・と
参加者一人一人を丁寧に見て回る
田中さんの指導方法は完璧だった

ボクは自分の豆本を縫いながら
前に座っていた女性の手元作業を撮らせて貰った

大学の図書館勤務という男性は自作の
和綴じの豆本を何冊も作っている方で
経験豊富らしく
スマートに縫っていく



途中は制作に夢中になって撮影するのを
忘れていた

厚紙と表紙を接着し
本紙とを合体させる
接着剤を塗る箇所も今ひとつ分からなかったのが
理解できて嬉しかった

製本していく課程で
田中さんのアイデア技法が惜しくもなく披露される
厚紙には「オ」「ウ」「セ」と鉛筆で記されていた
これは「表」「裏」「背」という意味

これは制作途次で表紙と本体の上下を間違えない為だ
しかし 見返しを貼る前には鉛筆書きの記号を消さないと
見返しから見えてしまう

この画像の後にハードカバーと本紙が接着されて完成・・
とは いかないのだ

出来上がった豆本を開くことなく
田中さんは全員の豆本を集めて
重しをしてしまった

ワークショップ終了後に各自に戻されるのだが
2日間は重しをしたままに置いておくこと と
きつく言われてしまったので
まだ全貌は披露できない



ハードカバーの制作の後は
ちょいと休憩
豆本に関する参考資料も販売していたので
興味のあった本を2冊買ったよ


市販の折り紙を半裁した用紙で折っていくだけの
豆本にとりかかった
これは器用といわれているボクにも難しかった
折り紙なんて鶴くらいしか折ったことがない

前に座っていた女性に助けて貰いながらも
何とか2冊完成
下敷きのひと目盛りが5mmだから
その小ささが分かるでしょ

田中さんが自作の折り紙豆本をいくつか持ってきていた
その中には一枚の紙からハートを折り その中に
豆本が出来ているのがあった

折り紙のハートを開くとクローバーになっていたら
面白いと思ったよ


レトロでジャンクなカフェを発見 -2

ちょうど一週間前に
知る人ぞ知るというCAFEに行って
あまりの雰囲気の良さに参ってしまい
色んな角度から撮影をしてきた

その画像を元に
豆本を作ってみた

良い感じに仕上がったので
余分にもう一冊作って
カフェにおみやげに持って行ってきた

オーナーの山本さんともお話ができ
とても ゆったりとした時間を過ごすことができた

豆本を進呈すると
大変喜ばれてしまい
おみやげまでいただいてしまったよ

誰彼と教えてあげたいカフェ
誰にも教えたくないカフェ
でも
誰かを連れていきたいカフェ

少しだけれど雑貨も置いてあり
オーナーの意志が伝わる小品ばかりが
手に取られるのを静かに待っている

読みかけのお気に入りの本を一冊もって
のんびりとした時間を過ごすのには
もってこいの場所になりそう




コーヒー茶碗は無骨なほどたくましさを感じる
でも持ちやすくてコーヒーもおいしく感じる
作家の名前を聞いたけれど
忘れちゃった



お店に来ていた他のお客さんとも
気軽に声をかけられるカフェって
あまりないことに気がついた

ボクの豆本に興味を示してくれ
豆本展の話や雑貨の話をした
とても感じの良い大学生の二人連れ

いつかボクの作品展にも来てくれるという



革細工ただいま修行中 -12

時間を作ってはボチボチと
作り続けているメディスンバッグの上蓋が
シンプルなので飾りを入れたくなった

本体とは違う革を使って
文様をつけてアクセントにすることにした

いまは文様の革を接着しただけの状態
これの輪郭を縫っていくつもりだよ



以前作った小銭入れが
無骨なので柔らかい雰囲気を出すために
革細工では何というのか知らないけれど
木工芸でいうところの象嵌にしてみようと思い立ち

図柄を描いてみた

予定としては下描きした文様を
切り抜いて
友人から贈られた端布を入れ込む

和の布なので
文様は和柄になる予定

自分で文様を描いてみたが
これを切り抜くのかと思うと
あまりにも細かい作業ではないかと
たじろんでしまうよ