2010年11月8日月曜日

第六回くらふとフェア蒲郡2010 -2

お祭りを目一杯楽しんできた くらふとフェア蒲郡

昨日と少しレイアウトを替えるために
早朝から集合しての楽しい移動作業

レイアウトを替えるだけで見てくれる人の反応が違う

タイから持ち帰った不思議な革があったんだ
ヌメ革でもなくクロムなめしでもなく
多分 多脂牛革だと思うんだけど少し違う

まるで水や土の中に2~3年漬けておいたような
一見すると汚らしい革
厚さは3mm無いのだがサドルのような固さもない

その革を使ったA6用のノートホルダーを
一点だけ展示しておいた
値段もそこそこに高く設定していたんだ

9時のオープンと共にやってきた女の子が
すぐに見つけて色々と触っていたけれど
サッと買っていった

革の作品を出しているブースは何軒もあり
昨日一巡してボクのこの革に目をつけていたという
ジャンクな物や革が大好きで という
昨日はお金が足らずにあきらめたのだけれど
朝イチでやってきたと言ってくれた

朝からとても励みになったよ
汚いと思って少ししか買ってこなかった革
次に行ったときにはもう少し買ってこようと思った

気が向くままの一品製作が多いんだけど
これは実験的な作品だから展示用にと思っていたら
オイラと同じ視線を持つ人がいた

そんな二日目の嬉しい幕開けだった



この二人はボクの木工を気に入ってくれて
アレもコレもと選んでくれたのだけれど
バイクで来たのでたくさん買えないとことを悔やんでいた
次の機会を楽しみにしていますって言ってくれ
再会の予定を打合せ


違う分野の作家たちから話を聞くことが出来るのも
クラフト展の醍醐味なんだ
フラフラと色々なブースを訪問しては雑談してくる
革の作品を出しているブースにもビール片手にね

会うといつも色々な知識や技法を伝授してくれる
そんな仲間からもワザや道具を教えてもらった
いつも教わるばかりで頭が下がるよ


ボクと一緒のブースにはユウキ君がいて
彼の描く 書のライブには大勢の人が取り囲む

その中でも永い時間滞在して話し込んでいる人が多い
彼の丁寧で優しい語り口に取り込まれたように
キラキラと目が輝いてくるのが
よく分かるし
話した事柄から彼が成長していくことも
よく分かる


午後2時頃のこと
ワァ・・っと言う声にブースを飛び出してみると
空には渡り鳥の群れが次々と晴れた空を横切っていく

方向は西南の方だから
きっと暖かい土地を求めて旅立っていくんだろうな

お客さんも出展者も立ち止まって
みんな空を眺めている感動のひとときがあったよ
タバコが値上がりしてからというもの
パイプ煙草をくゆらせることが多くなった
若い人たちには物珍しいんだろうね
バニラの香りのする煙に曳かれて話しかけられる

中にはチョイと一服していく人もいる

友人のTASKくんも一家で来てくれた
いつものようにビールのつまみ持参
上のお嬢さんはお父さんっ子でいつも手をつないでいて
羨ましい

一緒のブースだったホコリちゃんは散歩の名人
いつもフワリと姿が見えなくなり
フワリと姿をあらわす
素敵な帽子を見つけたと言ってハイ ボーズ