タイを歩いていると自分の作品作りのヒントや啓発を
与えてくれる色々な物に出くわした。
そんな物も撮影してきたよ。
え〜っ そんな物が作品作りの参考になるの??
なんて声が聞こえてくるよ。
コメントではなくて直メールで来るんだよ。
木彫を施したプランターボックス(植木鉢入れ)
水に強いチークの廃材を使っている。
ところが廃材でもありチークは硬くて彫りづらい
精密な図柄ではなくラフな彫りを見て
精緻が良いとは限らない・・・と思った。
日本だとさしずめプラスチック製だな。
帰国後、飾り模様の入った素焼きの
大きな植木鉢をフラワーショップで
売っているのを見つけた。
どこ産か聞いてみたら
MADE IN THAILANDだった
ウエスタン雑貨の店で金属製のは見たことがあったが
堅木で作ってあるこのカウベルは
金属製とは違う穏やかで柔らかな音色がする。
それを風鈴や風鐸がわりに使っているタイ人の
感性と発想の豊かさとを思い知らされた。
木の車輪がある(ボクも持っているけどね・・)
アメリカ西部の馬車でなくても
タイの田舎にはたくさんある。
タイ人の発想の豊かさは
その車軸をテーブルの脚に使うというところ
そして、それは家具職人が作る精緻な物ではない
アバウトで適当に使ってみましたという
いい加減さに惚れてしまう。
腰掛ける座の部分はしっかりと組木で作られていて
まったく不安感のない椅子だった
フムフム、木彫看板はこういうあっさりとした物も良いなぁ・・と
思ったのさ。
材の厚さは約30mmだけど文字は2〜3mm
彫りは決して深くない
オイラは少し深く彫りすぎるのかなぁ
深く彫らないと高額商品になりづらいと
ボクだけが勝手に思っているのかな
一本の竹に刻字を彫るのは、日本でも見たことがある。
でも18枚くらいの竹材を並べて刻字すれば面白いね。
日本には竹が豊富で伐採も容易だから
試してみる価値はある
この看板は中華街で見た物だけど
表現の仕方で「和」を表すことも可能だと思った。
竹素材は仲間と行っている小原村にたくさんあるのだ。