画像からは絶対に理解できないのですが
ナコンサワンの市場で見かけた石像です
縦20cm横15cm位の石です
石の材質は聞いても分からなかった
値段は大変高い物で手が出ない
なぜ理解できないかというと
この石に彫刻が施されているのですが
普通の彫刻と言えば凸彫りです。
ですから画像を見る限りは
石から顔が浮き彫りに見えています。
ところがこの仏様は凹面彫り(沈め彫り)なのです。
凸彫りだと一番高い位置にあるのが
「鼻」
凹面彫りだと一番深い部分が
「鼻」
なのです。
そのお顔には金色で彩色されています。
今まで凹面彫りを数多く見たわけではないけれど
この仏様に限っていうと
まず正面から見ると
正面の顔が見えるのは当たり前
左側から見ると顔が向きを変えるように見え
右側から見るとまた向きを変えるのです。
当たり前とは思わないでね
ボク以外の人たちも不思議そうに首を傾げながら見ていたんだから
あ〜っ 文章能力の欠如をはかなむよ
で、ボクは考えた
木彫で仏様のレリーフを彫る
それに粘土かレジンまたは石膏で型を写し取る
仏様のデスマスクだね。
そうやって写し取った仏様を金色に彩色してみることにした
実際に制作してみればどうして左右別々に見えてしまうのかが
分かると考えたのです
この冬の課題となってしまった。