某日の昼下がり
とある場所で車を止めて
話を始めた時のこと
隣に座る素敵な女性 ( 特に名を秘す ) から
ハイって
素敵にラッピングされた
素敵な贈り物を手渡された
いつもの事ながら
素敵なラッピングは困るんだよ
中身は早く見たいんだけれど
包装も可愛いから開封をためらってしまうよ
オイラの誕生日にはまだ少し早い
二人の仲に何か記念すべき事柄があったかなぁ?
中を空けずにその包みをボーッと眺めていたら
早く中を見ろと言うではないか
そうだよね
早くボクの喜ぶ顔が見たいよね
渋々
開封してみたんだ
開けた瞬間に
黒柳徹子さんの昔話を思い出した
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医者にかかった若き日の黒柳女史は
次回の診察日に検便を持ってくるように
言われたそうである
イケメンの素敵な若い医者に
むき出しのマッチ箱での検便を渡すのに忍びなく
自分のウンチの入った検便容器であるマッチ箱を
彼女は可愛い包装紙で包み
キレイな色のリボンをかけたそうだ
そして診察の日
イケメンの若い医者に
モジモジしながら
そっと
そのリボンのかかった小さな箱を差し出した
若い医者は
テレビタレントで売り出し中の
若き黒柳徹子からのプレゼントに感激して
ありがとうと
お礼を言い
嬉しそうな表情を浮かべ
大切そうに
そのまま
机の引き出しにしまったそうである
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二人だけの車内で渡されたのは
彼女からのイラスト原画だった
そういえば
イラストが完成したら持って行くと言っていたっけ
さあ夢から覚めて
現実に戻って
デザイン作業にとりかからねば・・・
でも素敵なイラストでしょ