2010年3月31日水曜日

革細工ただいま修行中 -55 コインパース

不具合を修正したよ

使い勝手やホックの位置などを修正して
正式な型紙を作り作品としての5個のコインパースを
完成させたよ


色々な革の組み合わせを楽しんだり
意外性のある色の組み合わせを楽しみながら
作っている時間は無我の境地になっていた

やはりBGMはインデアン音楽
縫い糸は先日タイから届いたばかりの
ロウ引き糸を使ってみた

国内で手に入れたタイのロウ引き糸とは違い
少し細めでシニュー糸のような手触りで
丈夫な糸だった

5個作ったからこれでヨシ
次はまた違う作品の
試作にかかり始めようと思っているんだ


キレイに仕上がった作品
これから汚しに入るんだけれど
これはお酒を飲みながら
汚しを楽しむことにするんだ

2010年3月30日火曜日

革細工ただいま修行中 -54 新しい型紙作り

ちょいと近くへお出かけしてきたよ

午前中はコインパースの制作をしていたけど
室内はあまりに冷え込むので
暖かい日差しに誘われて外へ出てみた

まずは100円ショップで工作用紙を買った
普段はその辺にある
厚紙やチラシを使っているのだけれど

これから作ろうとしている物の
寸法をキチンと測りたいので
型紙には1cm角の目盛りが入っている
厚紙が必要に思えたんだ

5枚入りを3部買っても300円だよ
使い切るまでに何点の型紙をひくのだろう



桜の開花を探しながら
知り合いの雑貨屋さんを覗くと
小さなトルソーが目に入ってきた

先日の雑貨イベントに出展したときに
YUMiちゃんもトルソーを出品していて
ボクの革ペンダントを展示するのに使った

他の出展者も2軒がトルソーを販売していた
古くなっていてアジがあるトルソーだったので
若い店主に聞いてみると
最近トルソーに人気があるんスよ って
言っていたから気になっていた

買ってきたトルソーは高さが15cm位で
とても小さくて展示用の什器としては
使えないけれど

エイジング加工をして展示用の
雰囲気作りに使えそうなんだ


2010年3月29日月曜日

革細工ただいま修行中 -53 コインケース試作

端革の中からカラフルなのを選んでみた

まだ試作段階だから
色んな色の組み合わせを楽しんでいるよ
中にはあり得ない変な色の組み合わせも面白い

コイン受けの部分や
ホックの取付位置などまだ試行錯誤が
続きそうなんだ




デバイダーとハサミのケースは完成したよ
このケース作りは
次に控えているコラボリーションのための
実験的なものになった

2010年3月28日日曜日

My Dear Friend -83/友人の娘

友人の娘が中学を卒業したんだ

その子の中学校での吹奏楽部の
さよなら演奏会に行ってきたよ

中部地区では上位クラスだという
吹奏楽は楽しいから好きなんだよ

途中でコントみたいな寸劇もあり
お世話になった指揮者の先生にも
花束贈呈もあってクサイ演出もね
見ていて少し涙が出てしまったよ

まだパソコンも持っていないのに
iPodを買ってもらったと言っては
CDをたくさん持って来ていたのは
この間のような気がしてならないよ

ボクの作るタイカレーのファンだよ
演奏が終わってから話をしていたら
タイ料理が食べたいと言ってくれた

子供たちが育っていくのは早いもんだね
そのうちに一緒に酒でも飲みに行けるんだろうな




2010年3月27日土曜日

革細工ただいま修行中 -52 コインケース

新作の革細工を試作品製作の開始

紙ものは一応区切りをつけておいて
4月5月6月と続くイベント用と
コラボを要請されている革細工をスタート
まずは試作品からね

端革を色々と選び出し
illustratorで型紙サイズを大小とプリントアウト
まずは小さなコインケースから作り始めたよ
少し小さすぎたかなぁ
コインが入るんだろうか
まあ作ってみれば分かるよね

革を包丁を使わずハサミで断裁してボンドで接着


ボンドが乾いたら内側に穴を開けてホックを付けて
菱目で穴を開けて縫っていくだけ
縫い目も乱れなかった

小さな可愛いコインケースができた
あまりに小さいので大も作ってみた
しかし 大も大きすぎてコインケースとしては
デカ過ぎた

適正サイズを計算し直して
型紙を修正することにした

明日は作品として通用する
サイズの物を作りましょう
革の色も組み合わせてみる
シンプルな色合いのものや
カラフルな色合いも試そう

さあ酒飲んで寝るとするか



2010年3月26日金曜日

革細工ただいま修行中 -51 気がつけば・・・

気がついたら今年初めてだよ

去年は馬車馬のように革細工にのめり込んでいた
年が明けてからは紙ものにハマっていて
木箱やペンケースにコラージュばかり

革のコラボをやることに火が付いたけど
すっかり鈍ってしまった革細工

まずは手慣らしに身の回りにある
道具のカバーを作ってみることにしたよ
作り始めたのはハサミとデバイダーのケース

しまい込んであった道具や革を取り出して
革を選び デザインを考えてみる

いざ手を動かしてみると勘は鈍っていないよ
一品物だから型紙は作らずに
現物あわせで作ってみる

まあまあの出来だから
キチンと心を入れ替えて
明日からは財布作りの延長ってことで
コイン入れを作り始めようっと
まあ5個くらい作ったら

いよいよコラボの開始だよ
ゴメンね
遅れてしまってるけど許してね


2010年3月25日木曜日

新刊であれ中古であれ本は香しい-57/やっと届いた

久しぶりの友との語らい

タイムマシンの制作に
忙しく追われていると思っていた
まっつちゃんからお誘いがあり
遠くから近所の本屋まで来てくれる

あまりにも久しぶりなので
本屋にある喫茶コーナーで待っていた

イラスト描きの資料として貸していた
役に立ってくれたらしい
タイスタイルの本も戻ってきた

話題は次々と変わっていく
タイムマシンの話から
サマーキャンプの話
デザインの話
Photoshopの話
タイの話
インドの話
クリエーターズ・マーケット出展の話

お別れ時刻になり
彼の連載されている
デイトナという雑誌を探したが売り切れ

ボクもお薦めの本を紹介
高くて買えないイラスト集
彼はちゃっかりと携帯で書名を撮影していった
きっとamazonで探すよ
新刊だから安くなっていないと思うけれどね

本屋さんに来てお喋りだけして
本を買わずに帰るのは寂しいけど本当に久しぶり

帰ってみたらamazonから本が届いていたよ



5月22日に日進市の椿館で
瞽女唄を今に伝える萱森 直子さんの公演があるので
もう一度読んでおこうと探していたのだが
行方不明らしいので
amazonで探し買い求めたんだ



これは革細工の参考書として
シリーズ化しているのを揃えた
カービングは木彫だけで良いと思っているので
中身をパラパラとめくるぐらいだろうな


2010年3月24日水曜日

My Dear Friend -82/コラボの参考作品

制作ヒントがやってきたよ

もの作り仲間から見せてもらった
小さなバッグ

細かなパッチワークキルトで出来たバッグには
チョイとしたアイデアが
隠されているんだ


ファスナーを開いてみても
何の変哲もないバッグでしょ


ヒミツの仕掛けは
この小指・・・

ではなく
指が出ていることなんだ

二重底になった一番底には
硬貨がくぐり抜けられる小さな穴が空いている

そう
これはイベントなんかで使う財布としても
活用できる
もちろん八百屋の女将さんにも便利だよ

お札もコインも一緒に放り込んでおけば
下の部分にだけコインが落ちる仕組みになっている
一番最初の底には3cmほどの穴が空いている
お札は残り コインは下に区分される

これを革細工で作ってみようと思ったのさ
ペンを差し込めたり
メモ用紙やカードを入れられる部分も
付加させたいね

2010年3月23日火曜日

My Dear Friend -81/やっと見られる-2

特に若い人にも聴いてほしい

そんなメッセージと共に送られてきた
タイ仲間の友人からの新聞折り込みの画像
あいにく わが家には折り込まれてなかった

瞽女唄を今に伝える萱森 直子さんの公演

水上勉の はなれ 瞽女 おりん を読んで
心が震えたのは若い頃
風土に根ざした宿命の哀しさに
感動する感性があったあの頃

映画 はなれ 瞽女 おりん
薦めてくれたのは内田裕也師の奥方
樹木希林さんだった
申し訳ないけれど名女優の
樹木希林さんよりも
主演の30代後半だった岩下志麻の
色気に圧倒された 

下重 暁子さんが敬意を現して書き下ろしたという
鋼の女-最後の瞽女・小林ハル
文庫本を持っていたのに行方不明
amazonで探してみようっと

瞽女をシャーマンとして大切に
もてなしていたという北国の人々たち
即物的に生きている人たちへの警鐘を感じるね


詳しいことは画像をクリックして見てね

2010年3月22日月曜日

イベント完了

今年初めての雑貨イベントが終わったよ

今年は あと4月5月6月と
毎月のようにイベントに出展の予定

今回は前日搬入だったのでディスプレー作業から
楽しんでいた
一緒に出したリメイク家具のありえすさんとの
ブースはそれぞれの目的が違うお客に
支えられたよ

友人のPicnic Worksさんも
視察兼手伝いに来てくれて
搬入後は宴とあいなる次第

春の嵐と黄砂が舞うという予報は外れて
会場に留め置いた車は見事に砂塵まみれだった


今回新しく出品した物は
木箱と木のペンシルケース
搬入の時から出展者の方々に評判が良く
お取り置き依頼があり安心したよ

他のクリエーター達にも意見を聞いたのだけれど
お世辞半分でも激励されたことは嬉しいものだね

反応を知りたくて
長い間 眠らせていた木工作品も
一部持参して展示してみたところ

値段は高いのに何点かがお嫁入りに行ってしまった
寂しいな

制作しているときには制作自体を楽しんでいるから
買い上げてもらうということは考えないし
マーケティングをして物つくりをするという
スタンスでもないから
あくまでも自分の発露としての作品作りに
徹している

それが来てくれた方の目に止まり
引き取られていく快感も格別だけれどね


会場をうろうろと回ると色んな刺激を受けるね
6月まで続けるイベントには
革・木工・紙・・・・と
ひとつにこだわらず色んな素材を
使って作品つくりが楽しめるよ


今回も撮影を許してもらった
F45さんの作品
以前からその作品の傾向はよく知っているから
変化や成長がよく分かる

古びた素材を新しいカタチに・・という
もの作りのスタンスは
JUNKの基本からブレていないのがスゴイ

2010年3月21日日曜日

My Dear Friend -79/届いたロウ引き糸

やっとロウ引き糸のサンプルが届いたよ

友人のTさんがバンコクで探してくれ
長旅をしてやっとわが家にたどり着いた

画像の小さいロウ引き糸は
日本では30m巻きが300円位で売っている

しかし今回送ってもらったのは300m巻き
日本だと3800円のお店があった

普通の革細工をヤル人だったら
当分買わなくても用がたつね
神戸のJIJIの店ではラッピング用にも使っている

見積書を見ると○○○円となっている
詳しい地図やお店の名刺も同封されていたから
タイ行きがとても楽しくなってきたよ

この分だと他のタイ雑貨が届く日も近そう

当分はお地蔵様と革細工に専念し
他の雑貨が届いたら営業に回るかな


2010年3月20日土曜日

イベントの準備完了

値札とカードを適当に作ったよ

イベントに使うための
値札や案内カードの在庫が
無くなっているのに気がついて
慌てて制作

持って行く作品に値札をつけて
無事に準備は完了

事務用品なんかも忘れそうだった
天気が悪くなりそうだから
来てくれる人も大変だよね

イベントは三重県の津でやるんだけれど
津には友達のPicnic Worksさんがいる
現地で連絡して驚かせようというサプライズは
今朝メールが届き とっくにバレていた

天網恢々疎にして漏らさずだなぁ



時間があったので
一緒に出展する ありえすさんのカードも
了解を得ずに勝手に作っちゃった
喜んでくれると嬉しいなぁ





2010年3月19日金曜日

My Dear Friend -80/飲み放題だから・・・

頭が痛い 二日酔いだよ

2時間飲み放題と言うことなので
全員揃ってから用意スタート

最初から大ジョッキを頼んだよ
何杯目かの大ジョッキでしめた
10杯近く飲んだような気がする
そうでもないかな

男女11人の集いで
ほとんどが6月のクリエータズマーケットに
出展する物つくりの仲間が集まるのだから
オイラを筆頭に姦しいこと にぎやかなこと

クリマのBOSSには出品について
どうなのかなと思っていたことも確認できて
今後の作品作りの課題が増えて良かった

それぞれが作品展や各地のイベント情報の
フライヤーや情報を持ち寄ったことも
有意義だった

知らない事が多すぎるなぁ

たいこ判という居酒屋さんも気分の良い店で
クリマのフライヤーや各自が持ってきた資料も
置かせていたたくことになった
若い人が集まる店だから宣伝にもなる






2010年3月18日木曜日

晴工雨木 -9 ドコまで続くJUNK仕上げ

もう そろそろ飽きてきたなぁ

多分これが最後のジャンク仕上げだよ
お地蔵様を彫り始めたら
何だか汚しまくっていることが
つらくなってきた

身の回りにある紙箱 木箱 空き缶
Matsさんから届いた空き箱

いろんな素材をつかって
いろんな手法をつかって
汚らしく仕上げてきた

人は言う
お地蔵様はキレイに彫り上げるのに
せっかくキレイな箱なのにどうして汚しちゃうの

多分 ボク自身の中の精神世界が
清と濁で混在しているんだろうな

清が続くと汚したくなり
濁が続くと清浄なものに憧れてしまう
バイオリズムとか躁鬱とかに関係があるのかも

でもね
汚しまくったジャンクな作品の中にも
美はあるんだよ
清浄な仮面の裏に潜む邪悪な素顔もね

これを仕上げたら
今夜は飲み会
こころ優しきクリエーターたちと
酒を酌み交わす

その前に行きたい展示会もあった
午後から雨になると言うから
早く仕上げて早く出かけよう



2010年3月17日水曜日

晴工雨木 -8 久しぶりに童地蔵を彫る

久しぶりの木彫だよ

3月4月5月6月とイベントが続き
通常の作品制作もやっていくんだけれど

3月のイベントへの作品作りは完了した

いつの間にか
10年間の間に彫り上げた30体ほどの
お地蔵様は処女作しか残っていない
みんな良い子で素敵な方々に渡っていった
タイにも持って行ったら友人達も喜んでくれた

精神的に少し落ち着いているので
新たにお地蔵様に取りかかっているよ

材は ブナ

カラカラに乾燥させてあるから
すごく固い
作品を彫っている時間よりも
彫刻刀を研いでいる時間の方が多くなるんだ


木取りをすませて
寸法の墨入れ状態だけの単なる角材


頭部の粗彫りから先行している
まだ首や目が不完全だね

これから衣に取りかかり
粗彫りが完成するのは今月末頃かな

頭部の粗彫りをすませておくと
衣とのバランスが取りやすくなる

暖かくなってきたから
色々な仏様と巡り会うことも多くなるから
衣の意匠ヒントも得られるだろうね

そして最終的にはお顔の表情
さてさて どんなお顔になっていくのか
ボクにも分からない



これは10年ほど前に彫った処女作
鬱から胃潰瘍や帯状疱疹で苦しんでいたときに
無心になって彫り続けていたんだよ

そんな頃にインデアン音楽と巡り会い
まるでトランス状態になって彫ることが出来た

完成したときには
不思議なことに病とおさらばした

それからは何か
心の中にあるオリが溜まってくると
木と向き合って彫ることにしていたんだ
自分のエゴやワガママを押さえないと
顔に表れてくるから大変なんだ

今回は素敵な仲間に囲まれて
素敵な交流の中にいる自分が
どんな童地蔵と出会えるかを
彫りながら楽しんでいるから

優しく穏やかなお顔が出るよ