ノンビリとカフェで過ごしていたんだ
地方都市の繁華街での午後のこと
路上に張り出したカフェにビールを持ち込んで
通りをボーッと眺めていたら
今夜のナイトバザールの準備が突然始まった
搬入時間が決まっているんだろうか
何組ものグループが機材を路上に放り出した
こりゃ面白いと思って作業を始めた若い男女に
声をかけて撮影許可をもらい
カフェのお姉ちゃんに追加のビールを買ってきてもらい
腰を据えてブース作りの観察をしてみたんだ
ボクのブース作りみたいにのんびりしていない
その手際の良さには感心してしまった
普段のタイ人からは想像も出来ないほどの
システム化されたディスプレー什器の組み立て
タイ人らしく手を抜くところはキチンと楽してる
作業の合間に話しかけると
2週間に一回バンコクのプラトゥーナム市場に
衣料品の仕入れに行くという
いつかは自分たちの店舗を持ちたいと語ってくれたよ
路上のブース代は一ヶ月3000円
一日あたり約100円のショバ代
広さは6×3m
営業時間は夕方6時頃から11時頃まで
一時間もしないうちにブースは完成
汗まみれになっている
このナイトバザールは毎日開催されているから
毎日搬入と撤収を繰り返している
仕入れに行くのは交代だから
毎日が営業日
仕入れにバンコク行くことがお休みと言っていた
ボクの方が怠惰なタイ人みたいで
恥ずかしくなってきた
一杯 飲まないか誘ってみたけれど
これから営業だからと断られちゃったよ