2009年5月16日土曜日

新刊であれ中古であれ本は香しい-19

たまに同じ本を発注することがある

ボクの本を見て
譲って欲しいっていう仲間のためや
稀観本が古書マーケットに出ているとき
買ってしまう

今日の本の中には3冊も入っているよ

american junk

という豪華な本もそのひとつ

本の中身を紹介したいくらい見ていて面白いんだよ

この本も三冊くらい買ったかなぁ
ジャンクガーデンのお手本みたいなんだ

derek jarman's garden

という
本なんだけれどね
1994年にエイズで亡くなっている
イギリスの異彩映画監督デレク・ジャーマンが
たんせいこめて作り上げたジャンクガーデンを
紹介しているんだよ

写真を見ているだけで
引き込まれてしまう

ちょっとだけ
中身を・・・・


この本も何冊買ったかなぁ

今ではジャンク作家や雑貨好きたちのバイブルなんて
言う人もいるくらい
ポピュラーな本になったね


プラチナプリントという現像方法って知ってる?

still

と言う題名
この静止した本は

Lawrence Huffというサンタフェに住んでいたアメリカ人が
日本で暮らしながら撮影した作品集

プラチナプリントという技法で現像された作品を元に
編集されたこの本は
外国人が見た日本という
ステレオタイプな印象とは全く違っている

ヌードも扱っているんだけれど
女体と一緒に大きなスカルも写っている

カメラや撮影や雑貨に興味のある人は
一度見ておくとイイヨ


奈良美智さんの画集は何冊も持っているけれど
何冊持っていても楽しくなってくる

この

ちいさな星通信

という本は
絵もいっぱい入っているけれど
彼の日常的な内面や時間を述べているのが面白い

作家の内面や日常って
作品自体には無関係だと思うだろうけれど
違うんだな それが・・・

例えばね
奈良さんが成田から乗った飛行機が空いていて
スチュワーデスとマンツーマン状態の時
「チキンとビーフ どちらにしますか」と訊かれ

両方!!
って答えたら
本当に二つ出てきた

今度ボクも言ってみよう

なんて
奈良さんが描く世界が現実なんだと分かるよ


ちょいと疲れたとき
人とのことで相手を悪く思いたくなって
凶暴になり
仕返しをしてやろうと険悪な自分を
見てしまったとき

また
自分が落ち込んでしまって出口が分からないとき

意識的に彼の本を繰るようにしている

松浦弥太郎 著

今日もていねいに


親しい友人が落ち込んでいたときに
薦めたら即効薬のように効き目があった

それで手元になくなってしまい
また買ってしまったというわけさ