2009年10月21日水曜日

新刊であれ中古であれ本は香しい-39/不思議

いったい何だろう

出会うたび
そう思っていたのは
着物の帯の結び方

最近の若い女の子で着物を着ているのを
見かけることがあるよね

そして
その着物は
ボクの知っている着物ではなく

現代風というのか
ずいぶんアレンジされているね
打ち合わせにレースをあしらうなんて普通なんだってさ

特に面白いのは帯の結び方
見知っている名古屋帯でお太鼓ではないんだ

驚くような新鮮な結び方をしている
質問してみたら
創作結びって言うんだよ

面白いので機会があると後ろ姿を撮っている





流行なんだろうね
新しい風俗現象なのかな

そんな疑問を
覚王山アパートのソボクロ店主に聞いてみたんだ

彼女は一冊の本を見せてくれた

けもの道
ではなく
きもの道
KIMONO道

早速amazonで探して取り寄せてみた

ページを繰るとクラクラしてくるような
新しい表現が満載

若い人たちの着物姿も
素敵なんだ
キチンと伝統をふまえた上に
新しい表現をしているのに嬉しくなってきたよ

感性を柔軟にしているということの
大切さを痛感するね



そしてコチラは
古い古い1950年代のアメリカ文化の
スクラップブック

その当時は最先端の文化で新鮮だったのだろうね
それが古くなって
見向きもされずに時を経て
今また脚光を浴び始めている

ボクたちには懐かしさ
若い人たちには新鮮さ
そんな文化を世代間で共有できる楽しさを
感じられる時代なんだね