2011年8月31日水曜日

自作豆本の世界に魅せられた -49 アートイン長浜の豆本展

アートインナガハマでの豆本展

曳山会館ちかくのアーケード内
歴史ある文泉堂内の和室が展示会場
什器や案内に関することも
実行委員会と解決した

案内看板は
ユーキ君に書いてもらうことにする

ボクの元には出展をまっている豆本が
たくさん集まっている
どの豆本を長浜に持って行くか
思案していて一人では決められない

豆本作家で独自な世界を展開し
ジャンクな作品を見せてくれる途上人
kolmio_3が手伝ってくれることになり
いっきにスピードアップ

展示や作品配置や什器のレイアウトも
サッサとスケッチをしてくれる
開催当日の豆本スタッフへの配慮も
ぬかりない

次の打合せまでに
オイラがやっておく8つの課題まで
書き残してくれた

おかげさまで
やる気を取り戻せそうな気分に
なってきたよ



2011年8月30日火曜日

新刊であれ中古であれ本は香しい-81/ 武井武雄の本

展示会で知った本が届いた

先日の武井武雄展で
販売していた本
豆本仲間の知人から教わった本
彼の作品は季刊 銀花でしか
知らなかったけれど
知人の見せてくれた
本とその周辺 は手に入れたいと思った

一般的な本という概念ではなく
本に関する技法を駆使して
童画、文章、版画、装幀、製本という
流れだけではなく
エッチング、象嵌、布もの、木彫、木工と
あらゆる芸術活動を我がものにして
それも完成度の高い名作を作り出した
武井武雄のものの考え方や
生き方を知りたくなったんだよ

師匠の田中 栞さんは
安直にamazonで買わないで
古書店で探して買ってね と
言っていたけれど
不良弟子のオイラは教えを破ってしまった
作者のものの見方や
考え方を知るだけではなく
その家族が
武井武雄のことをどんな風に捉えていたかも
知りたくて
この 父の絵具箱 も手に入れちゃった
ミュージアムショップでも売っていたんだ

下の二冊は展示会で買ってきた本
版画集と刊本作品集の二冊

この本を手元において
本の周辺や父の絵具箱を読めば
少しは理解の役に立ちそうでしょ

2011年8月29日月曜日

My Dear Friend -183/いのちを想い合う

友だちの小林勇輝クンに誘われて

いのちを想い合う という
催し物に行ってきたよ
10月4日に100歳を迎えるという
日野原重明さんの
いのちの授業 の普及イベント

こういう真面目な催事は
少人数で密やかにやっているんだと
思っていた

会場の桑名市民会館大ホール
収容1338席は超満員

いまボクには
死期を迎えた末期癌の若い友人がいて
自分の死を静かに迎えようとしている
彼との接点はデザインとタイ国

彼に残された時間は
あと二週間ほどだけど精一杯
生きている

つらく苦しい抗ガン剤投与の前に
やりかけの仕事をやり遂げ
関係者には事後の対処を伝え
家族とも濃密な時を過ごし
見舞いに来た友人ともお別れを交わし
いまでは意識がもうろうとしていると聞く

死を悟ってしまった友人を
ボクは見舞いに行くこともできずに
毎日の病状の経過の
メール報告を受けるだけで
動揺していて
一日ボーッとしていたり
作業をしていても上の空になってる

そのな時の命を考えるイベント

弓削田 健介さんのミニライブや
キムタクの母親でもある木村まさこさんの
いのちのまつり の読み語り は
ズシーンと重いものが突き刺さってきた

何度も席を立とうとしたけれど
体は椅子に縛り付けられていた

ロビーには
陶彩画家の草場一壽さんの
シルクレという技法の
聖観音や千手観音などの
色鮮やかな仏画陶板が飾られていて

その輝く色彩に魅せられてしまった

その時にボクは啓示を受けた
まもなく生をまっとうする友に
ずっと手を付けられずにいた
未完成の木彫だけど
お地蔵様を一体届けようとおもったんだ

こんな ひとときを与えてくれた
勇輝クンに感謝しています



2011年8月26日金曜日

My Dear Friend -182/島田紳助のことで考えた

オイラにしては難しいことを
書こうとしているんだよ

こんなこと書かない方が保身になる
そんなことは百も承知だけどね
でもオイラは自分の思っていることを
うまく表現できないのが
残念だな

テレビをつけると
タレントの島田紳助の引退が
社会問題になっている

2回ほどしか
すれ違ってはいないけれど
知っている人でもある

オイラが感じたのは
人と人との契りなんだ
その相手が暴力団であろうと
恩義を感じている芸人がいたってこと

テレビの評論家は言う
暴力団は何の見返りも絵図にせずに
近づいてくることはないって
だから絶対に接触しないように・・って

時代遅れの考え方なのかもしれんな
オイラは義理と人情が大切だと
先輩から教わった世代

人と話す以外に
本や絵画や音楽や映画からも
たくさん大切なことを学んだ

洋画もたくさん見たけれど
あの時代のボクには
高倉健さんであり
義理や契りを大切にすることで
自分の人生を大切にして
生きている人がいたことを
教えてくれた

いまはそうではないみたいだね

マスコミの常套手段として
これから面白いネタになるんだろうな

ニュースネタの一つとして並列して
現在80歳の高倉健さんが
今度主演の映画を撮ることも
報じられていた

伸助騒動で
フト高倉健さんを思い出してしまった
若い頃はスクリーンの中の健さんと
実像の健さんとが同じに見えていて
物の見方や考え方を
教わったような気がしている

NHKのクローズアップ現代で
国谷裕子と健さんとの対談が
YouTubeにあった

埋め込みコードが無いので
このブログに貼り付けることは
出来ないけれど
見られる環境にある人は
クリックして見て欲しいな




いまは交流も薄れてしまったけれど
この歌手もボクの知り合いだった
どんな人であるにせよ
自分自身が選んだ絆は
相手がどういう境遇であろうと
絆を大切にしていきたいと
思っている

2011年8月22日月曜日

自作豆本の世界に魅せられた -48 武井武雄展

雨だったけど武井武雄展に行ってきた

清須市はるひ美術館はこじんまりとした
雰囲気のいい美術館だった

お目当ては展示されている
武井武雄の150点の作品群と
実物の作品を持参してくれた
田中栞さんのトークショーと
武井武雄の収集品たち

武井武雄は童話の添え物だった子ども向けの絵を
童画 と命名して芸術の域まで高めた

しかも絵の表現方法だけではなく
本という表現に対して
絵 文章 装幀 函 印刷方法など
一冊まるごとこだわりをもって
制作している

ボクの手元にある季刊銀花によれば
余技といいながらも
陶芸や木彫などにも才能を見せてくれている

武井武雄に関する解説は
田中 栞さんのブログに詳しいから
興味のある方はそちらをどうぞ

オイラは
豆本作家の田中栞さんの押しかけ弟子でして
弟子とも認められていない
自称な存在なんだけれど

お話上手な師匠から
豆本や書籍に関する世界を学んでいる

その師匠が特別企画のトークショーに
持参されたのが武井武雄の限定刊行本
苦労して手に入れた経過を聞くと
コチラまで嬉しくなってくるんだ

そのお宝が大きな一冊の豪華本
地上の祭
この本は国会図書館にも
2冊しか無いという

こんな貴重な豪華本を
ケース越しではなく
実物を見ることができたことが
今回の大収穫

豆本作家のnanakikaeさん(花霞堂)が
アシスタントでトークショーに
集まった方々の中を手に持って
廻ってくれた



刊行本はどれを見てもスゴイの一言
その中から一部を・・・

これは切り絵になっていて
下の紙の色が左右で違うから
見る人にもイメージの変化を楽しむことができる


エリアナ姫と蝶
めおと函入り
厚紙の本文の中に
絵を焼き付けたアルミナ磁器の盤が
はめ込まれている

鳩と奇術師
めおと函入り
粉末インクを磁化させて粗い布地に
静電印刷してあった


お約束の製本講座
今回は和綴じ本
洋本との違いから解説してくれ
実際に一冊の和綴じ本を作ってみせてくれた

参考書では分からなかった技法が
一気に解消されてしまった


トークショーが終わった頃
参加者の一人が持ってきた
地上の祭

その方のお父さんが収集していた
刊行本の一冊とのこと
武井武雄直筆の木箱に入っていた

丁寧に保存されているから
世の中は広いねぇ

nanakikaeさんが自分の豆本を
入れている小さなトランク
ボクは革で作りたくなって
撮影させてもらったんだ

美術館内に置かれてあった
アンケート回収の一斗缶
外側には武井武雄のラムラム王の
イラストが・・・

ミュージアムショップでは
武井武雄関連の書籍やグッズ売っていた
今晩の食事会は安い場所だと
聞いていたから
作品集を2冊買うことが出来た

田中栞さんを囲む
豆本作家たちとの夕食会では
豆本や製本や書籍の話題でもちきり

普段聞くことの出来ない
裏話を知ることが出来るから
大好きなんだ


2011年8月20日土曜日

自作豆本の世界に魅せられた -47 まめだより

小さいけれど情報満載

日本豆本協会の機関誌
まめだよりが届いた

協会長でもあり豆本作家でもある
田中栞さんのブログで
発行までの苦労は知っているので
楽しみに待っていたよ

情報提供の時には
パソコンもiPhoneも不調で
ご迷惑をかけたのに
さらりと流してくれるので
オイラはいつも助かっているんだ

アートインナガハマの豆本展情報は
打合せの等の事情で
間に合わなかったけれどね

明日は
清須市の
はるひ美術館に行ってくるぜ
武井武雄展と
田中 栞さんのトークショーが楽しみ

武井武雄の珠玉の一冊
地上の祭りを拝見できるからね





2011年8月19日金曜日

My Dear Friend -181/アートイン長浜豆本展開催

タイよりも暑いといっていた夏も一段落

参加案内が届きました
今年は仲間の何人かが落選してしまった

豆本展の打合せもあり
友人のユーキくんと長浜に行ってきたよ

開催25年の節目にもなる
10月1日(土)・2日(日)の
アートインナガハマでの
豆本展の会場は
歴史ある本屋さん 文泉堂さんに決定した

書店内の和室でおこなうから
名古屋の橦木館での豆本展が参考になるね

実行委員の方たちとの打合せも
順調に進み
問題もなく開催へ向けて動き出した

豆本の公募展があるからそちらも楽しみ

NHKの大河ドラマの影響もあって
長浜の街には観光客が大勢
お盆も過ぎて平日なのににぎやかな人通り

ユーキ君はライブペイントの会場になる
曳山会館を視察して実行委員との打合せ

クラフト展当日は
広い町中を見て歩くことが難しそうだから
打合せが終わってから
町を散策してきた

長浜はいいなぁ
風情もあり
モダンな建物も多いし
町の人々もやさしいよ

久しぶりに海洋堂も覗いてきた
開催までにもう一度訪ねることにした


2011年8月9日火曜日

My Dear Friend -180/松山さんからのプレゼント

最近 雑誌の付録が豪華になってきた

本屋さんをうろつくと
女性雑誌の付録が豪華だなぁ と
思うことが多い
きっと 付録で本を買う人が多いんだろうな

そんな事を感じていた6月
新聞広告で
アウトドア雑誌のBE-PALが
30周年を迎えたことを知ったんだ

湘南に住んでいた頃は
海も山も近くにあったから
ダイビングやサバイバルキャンピングを楽しみ
BE-PALも創刊号からのお友だちだったんだ

30年を迎えた
BE-PALに付録がついている
マルチツールと
ロープワークの小冊子
欲しいなぁと思いながらも
原稿締め切りに追われていたんだ

新聞広告を見て10日位たって
本屋に行ってみた

普段ならば平積みになっているのに
無い
店員さんに聞いてみると
店頭に並べて三日くらいで完売
本店にも聞いてもらったが完売
店員さんも一冊確保したという

付録につられて欲しくなったんだけれど
無いとなると欲しくなるね
片っ端から友人に頼んでみた
返ってくるのは 完売

その中の一人に
共鳴ロジックの松ちゃん
走り回ってくれて
何冊か確保してくれた

確保してくれたことで安心していた
中々受け取る機会が無くて
やっとボクの手に届いたのは
タイから帰ってきてからのこと
ちょうど誕生日の一日前

勝手に松ちゃんからの
誕生日プレゼントとして受け取ったよ



ロープワークの小冊子
忘れてしまった結び方がたくさんある

タイで宏大な国立公園での
キャンピングに誘われているから
ロープワークは復習しておかなくては

この付録のマルチツールには
町中でも携帯できるように
ナイフが付いていない

アーミーナイフや
ナイフの付いたマルチツールは
サバイバルナイフを含めて
何本も持っているんだけれど

この小さな可愛いツールは
大切なコレクションアイテムの
一本になるなぁ

松ちゃん
どうもありがとうさん