この街は革とJUNKな素材に満ちあふれていた
一軒の革の材料店を訪ねて親しくなると
次に行きたい店のことを訪ねてみる
店員さんや家族が集まってきて
ガヤガヤ話し始めだす
ココが良いだの
ここからは少し歩くよ 外は暑いし
なんて話しているのを横目で見ながら
買ってきてくれたビールを飲んでいる
何だか訪問先が決まったようで
なんと店員がバイクで送ってくれた
遠いって言ったってわずか200mだったよ
本当にタイ人は歩くことがキライ
で紹介されたのは革作家で道具類も置いてある
お店だった
仁義を守って彼の作品はカメラに納めない
専門はウエスタンブーツやアクセサリー
店の奥が工房になっている
名刺交換をしてボクの作品集を見せる
彼が見ている間に
道具類や素材を見て回る
ナンだってこんなに安いんだろう
最初の頃 東急ハンズで道具を探していたのが
悪夢みたい
欲しいと思っていたロウ引き糸や
変わった形状の抜き型や革紐は
日本の十分の一以下の値段
革素材はワシントン条約に違反しそうな物もある
象・虎・ワニ・水牛・マンタ・鮫・コブラ
よだれが出そうになるよ
ずいぶん長い話し込んで外に出ようとすると
入口にNO Photoってカービングされた
革が貼ってあった
彼に撮影したことを謝ると
もう友人だから構わないよ・・・って
言ってくれた
再会が楽しみになってきたんだ