2010年1月22日金曜日

届いたプレゼント -4 骨格標本

届いてしまった

北米大陸に生息するコヨーテの頭蓋骨

前回Mrs,kichenさんにお邪魔したときに
入り口でiguchiさんという青年が展示の準備をしていた

彼の作品が載っている車を覗いてみると
牛だか鹿のスカルが乗っていて
ボクはワァ良いなと声を上げたんだよ

しかし それは展示されなかった

オーナーのヨシエさんと話していると
骸骨とか剥製が嫌いなんだそうだ
だから展示からは外されていた

その時にオイラは やばいと思った

子供の頃から西部劇が大好きで
カウボーイやインデアンに憧れていて
バッファローのスカルが欲しかった

まだジョン・レノンと結婚する前の
オノ・ヨーコさんを引き合わせてくれた
映像作家であり実験映画の草分けの一人で
ヨーコさんの親友である飯村隆彦さんの
自宅に遊びに行ったとき
玄関に飾られていたネコの骨格標本を見た

それは彼が可愛がっていたネコの頭蓋骨
可愛くて可愛くてね・・と言っていたんだ


スキューバダイビングの合間を利用して
グアムの山奥にチャモロ人の入植者部落を訪ねた
部落の入り口には魔除けのための
鹿の頭蓋骨が飾られてあった

しばらく通って交渉の末にそのスカルを手に入れた
苦労して空港の通関をくぐり抜けて持ち帰った

屠殺場を見学に行ったときには
解体された牛の頭蓋骨を分けてくれと頼み
断られてしまった

それから幾星霜
工房の奥には100cm位の
バッファローのスカルを隠してある

そして 今日友人から届いたコヨーテのスカル
Mrs,kichenのヨシエさんと話したときには
もうプレゼントされることが決まっていた

嫌われるだろうなヨシエさんに・・・

でも届いたスカルに見とれているんだ
その本物の持つ造形美にね