タイで知り合った革作家の続きだよ
日本でもそうなんだけれど飲むほどに語るほどに
ボクはカメラを放りだしてしまう癖がある
今回のクリエーターズ・マーケットでも
カメラを持ち歩いているのに撮った画像は
少なかったよ
タイで知り合った革作家の工房にまで行っているのに
せっかくの工房の内部写真や主人公の顔を撮り忘れている
ましてや記念写真など一枚も無かった
少なく飲めば薬や潤滑剤になるけれど
飲み過ぎれば魔境に入ってしまうオイラ
下の画像はまだ飲み始める前の写真
作品だけでも押さえておこうと
彼がビールの準備をしてくれている間に撮ったんだ
タイには生息していないオオカミの皮を
使った作品
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どうしてタイでオオカミの皮が手にはいるのか
質問したけれど
言葉が分からないと無視されてしまった
他にもワシントン条約に違反するだろうなと思える
皮革材料が揃えてあった
日本の常識は世界の非常識とは
良く言う言葉だけれど
タイには常識なんて無いのかも知れない
作家は気の向くままに材料を求め
良識や常識とは違う観点で
物つくりをやっているんだ
まるで西部劇の場面みたいに
アメリカの白人どもが作った法律なんて
歴史あるインデアンには関係ないって感じに似てる
作品の日焼けを防ぐために照明は暗くしているから
撮影がしにくくて困った
それを言うと
作品を手に入れた人が日の光を楽しんで
革の経年変化を楽しむべきだと言われてしまった
この言葉は日本人の革作家からも聞かされた
オイラなんて革を叩いたり水につけたり
泥をこすりつけたりして
自然に逆らって経年変化を表現しているんだと
話をしたら
どうしてそんなに急いで表現したがる!とね
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彼の収蔵しているウエスタンブーツ
彼が作ったブーツもある
取り出して撮影しようとしたら