今日は親しい仲間と
アーツ&クラフツ展に行ってきたよ
たまには物つくりから離れたくてね
とは言え まずはハンズを覗いてからだけれどね
早めのお昼は 海鮮どんぶりとビール
場所は懐かしい愛知県美術館
古いヒトだったら知っているね
ゼロ次元の裁判闘争にもなったゴミ展の舞台
ウイリアム・モリスは
日本で言えば民芸運動を起こした
柳宗悦(宗理のお父さん)みたいなヒトだよ
ボクは民芸運動にはあまり興味を持っていないけれど
木工の黒田辰秋や版画の川上澄生が好きで
かじった程度だけどね
この19世紀イギリスで始まったデザイン運動の
アーツ&クラフトには
グラフィックデザイナーとして惹かれるものを感じているんだ
とくに活字にね
アーツ&クラフツ展は
3時間くらいかけてゆっくりと鑑賞して
県美の収蔵している別のコーナーに移った
そこには純粋絵画もあるんだけれど
ボクが良いなと思ったのはね・・・
紙のコラージュ作品ばかりではなく
木や他の素材を扱ったコラージュ作品も展示されていて
一緒に行った物つくり作家は感激してくれた
ボクは学芸員も巻き込んで
下の作品についてのボクなりの感想を述べていると
周囲にいた鑑賞者も集まってきてたよ
このルイズ・ニーヴェルソンの
漂う天界
は素敵だった
ジャンクな作品が宗教建築に見えてくるんだ
釘が刺さったままの廃材や
椅子やハンガーや雑多な材料で
コラージュされている
1950~60年代にはジャンクというクラフトでの分野は
まだ無かったけれど
それ以前に先駆者がいたことに嬉しくなってしまった
館内の作品は撮影禁止だし
画像はモノクロだから伝わらないと思うけれど
機会があれば実物を見てもらいたいな