2009年6月17日水曜日

アーツ&クラフツ展

今日は親しい仲間と
アーツ&クラフツ展に行ってきたよ

たまには物つくりから離れたくてね
とは言え まずはハンズを覗いてからだけれどね

早めのお昼は 海鮮どんぶりとビール

場所は懐かしい愛知県美術館
古いヒトだったら知っているね
ゼロ次元の裁判闘争にもなったゴミ展の舞台


ウイリアム・モリスは
日本で言えば民芸運動を起こした
柳宗悦(宗理のお父さん)みたいなヒトだよ

ボクは民芸運動にはあまり興味を持っていないけれど
木工の黒田辰秋や版画の川上澄生が好きで
かじった程度だけどね

この19世紀イギリスで始まったデザイン運動の
アーツ&クラフトには
グラフィックデザイナーとして惹かれるものを感じているんだ
とくに活字にね

アーツ&クラフツ展は
3時間くらいかけてゆっくりと鑑賞して
県美の収蔵している別のコーナーに移った

そこには純粋絵画もあるんだけれど
ボクが良いなと思ったのはね・・・

紙のコラージュ作品ばかりではなく
木や他の素材を扱ったコラージュ作品も展示されていて
一緒に行った物つくり作家は感激してくれた

ボクは学芸員も巻き込んで
下の作品についてのボクなりの感想を述べていると
周囲にいた鑑賞者も集まってきてたよ

漂う天界
は素敵だった

ジャンクな作品が宗教建築に見えてくるんだ
釘が刺さったままの廃材や
椅子やハンガーや雑多な材料で
コラージュされている

1950~60年代にはジャンクというクラフトでの分野は
まだ無かったけれど
それ以前に先駆者がいたことに嬉しくなってしまった

館内の作品は撮影禁止だし
画像はモノクロだから伝わらないと思うけれど
機会があれば実物を見てもらいたいな