梅雨はあけたのか
まだなのか?
暑ければ暑いでタイで過ごしていると思い
それほど汗も苦ではなく
コツコツと革をいじっているよ
最初に作りたいイメージがあって
材料を探して制作・・・
これが今までのボクの制作スタイルだったよ
財布つくりにハマってからは
最初に材料を見ていてインスピレーションが湧く・・
原型となる型紙は作ってあるけれど
型にはまらなくなってきている
いろんな革を手にとって眺めて
違う革を組み合わせていると次々と浮かんでくるんだ
まるで人と人との出会いのように
縁を感じたり
ホッとする温かさを感じたり
相手の心の純粋さを感じてみたり
嫉妬心だったり
自分の愚かさを恥じ入ったり
楽しい思い出に浸ったりしている
没頭している時ほど
無我ではないんだね
いま作っている財布にしたって
男性向きの財布ではないから
仮想の持ち主を描きながらイメージが
ふくらんでくる
制作の合間に届けられた
若い友からの暑中見舞いが嬉しかった
日頃から親しんでいる木彫材の朴だと分かる
もう暑中見舞いの季なんだね
生活の中での季節感に乏しいボクは
手元においた歳時記で四季を知るんだよ