2009年11月20日金曜日

新刊であれ中古であれ本は香しい-40/ご縁

不思議なご縁

定期購読の
雑誌 ドゥーパが届いていた

その本をパラパラと流し読みして
あれもやろう
これも参考になるなと
いつものように付箋を貼る

ボクの木工作品のいくつかは
この雑誌に書かれている
木工道具や
技法を取り入れた物が多いんだ


次の作品作りの前に
ある物を作りたくなって
木工関連の書棚を探してみた

そして
ついでに頭の中に気になっている本を
キチンと探してみようと思いたったんだ

積ん読状態になっている本の山の中から
お目当ての本を探し出した

やっぱり
そうだったか・・・嬉しかったね

先日クリマで初めて会った
恐竜Tレックスの作者の一人
松山さん
いまでは親しくマッチャンと呼んでいる

ずっと記憶の中にある
まつやまたかし という名前と
名刺の松山孝司という名前が
くっつかなかった

美容室アンテナのジュンちゃんからは
マッチャンの家は楽しいよ
聞いていたから

クリマが終わっても気になっていた

それで探し当てたのが
「自分で建てた あこがれのアメリカンハウス

著者は まつやまたかし

急いでマッチャンに確認すると
そうだという

まだ大磯に住んでいるときに
海も山も近いこの湘南の地に家を建てようと計画し
2×4工法での家のフォルムを想像していた
その計画は断念して
ボクは移動することになったんだけれどね

そう思って
当時夢中になってセルフビルドの参考書を
買いあさっていた

その中の一冊だったんだ
そして何度も何度も読み返していたから
内容がすぐに浮かんでくるほど

文中でマッチャンが参考にしていた本

日曜大工でわが家を立てた・・藤岡 等 著
その本までもボクは持っていた

ボクもその本で木工電動工具の
使い方を学んだ一人

しかも出会ったときから
その人柄に惚れ込んでしまった
マッチャンの著作

会って間がないんだけれど
その著作には彼のものの考え方や物の見方
人生哲学までうかがえることが書かれていて
酒を交わしながら話し合っているような
錯覚さえするんだ

友人だと思っていても一方通行であったり
そうでなかったり
話がかみ合ったり
かみ合わなかったりするよね
言葉は聞き逃してしまうけれど
紙に記した自分の考えは生きている

生きると言うこと
活動していくと言うこと
仲間のこと
一人でやろうと思っていても
何も出来ないと言うこと
突き放すのではなく
仲間としての信頼関係の大切さを
この本から改めて知らされた

早速嬉しいメールを出して
次に会ったときには
その本にサインしてねって
ねだっちゃったんだ

もちろん彼は二つ返事で快諾してくれたよ
笑っていたけれどね


この下の画像の家が
マッチャンの手作り作品である自宅だよ

本を読むと分かるけれど
苦労話も楽しいけれど
映画からヒントをもらったアイデアが
至る所に活かされている

居間の壁にはトムとジェリーの出入り口が
作ってあったり
ETの冒頭に出てくるピザを食べてるシーンの
インテリアだったりね

早く大切な仲間を誘って
見学に行きたいと思っているんだ