2009年8月5日水曜日

友人の展示会 -5 旅するトンボ玉

機会があれば行ってみたいと思っていた
隠れ家ギャラリー えん

不思議な雰囲気をもつ古民家を
上手に活かした和風空間だったよ



トンボ玉作家のMaiちゃんの個展とライブに誘われて
やっと行くことが出来た

いつもイベントでよく会う
顔見知りや友人達とも会えたよ

人参ばかり描いている絵描きさん
ワイヤークラフトの先生
デンマークで雑貨屋を開こうとしている仲良しさん
そして不思議なサーファー

そして新しく出会った人たち・・・

今日のライブを見せてくれるSonic Cafeの関さん
彼と話していたら
明日のライブ会場は岐阜
ボクの30年来の友人の店だというので
すぐに親しくなった

Maiちゃんの展示を効果的に演出している
造園家の花木さん
全くの無料奉仕で展示スペースは
蓮の花で飾られていた
こんなにも素敵な演出をしてくれていた

Maiちゃんの人脈の広さと深さが
作品と共に結集され
彼女らしい世界観があらわれていた


キレイで繊細なトンボ玉を作る
彼女のかくれた才能も展示されていて
「旅するトンボ玉」の背景がよく理解できた

タイをはじめとして
蓮の花は天国や平和を象徴する花なんだよ

アジアが大好きで歩き回ってきた彼女の遍歴が
トンボ玉の中に詰め込まれていた


彼女の隠れた才能というのは
この旅のつれづれを描いたイラストたち

まるで彼女の旅を追体験できそうな繊細で
しかも楽しげで明るいタッチの絵は
独立した絵画展でも開けそうなんだよ

こんな素敵な絵を描くなんて全く知らなかったから
驚いてしまった

もったいないなぁ



タイ以外のアジア各国を回ったことのないボクだけれど
インドネシア・バリ島・スンダ列島・・・に
造詣の深い友のおかげで
興味は持ち続けているし
ガムランなどの音楽CDも持っている

演奏が始まる前に
太鼓や雷の音を発するバリの民族楽器にも
触れさせてもらっていたので
その奏でる音曲と音色には聞き入ってしまった

単調なリズムをきざみながら
バリの自然を描いたようなエキゾチックなメロディに移っていく

トロリとした雰囲気の世界には
癒しの効果もあるんだろうね



満席になったライブから
はじき出されたように
蓮の葉に隠れるように座り込んでしまったMaiちゃんの
姿が可憐だった

何ヶ月も前から精力を傾け
この個展のためにトンボ玉を作り続けてきた
彼女の成し遂げた後の脱力感と
もの思う姿は
何だか今回の個展の象徴的なものに感じてしまった

それでもMaiちゃんは
すてきな微笑みを絶やすことはなかったよ