梅雨は空けたらしいけれど
すごい雨になってきた
そんな雨の夕暮れに待ち合わせて
彼女の知っている小さな店に
入ったんだ
彼女と会うのは今日で3回目か4回目
いつも他の人がいたので
ゆっくりと話したのは初めてだよ
その小さなお店に陣取ると
なんと なんと 知ってる仲間がやってきて
店内にいる人たちと いきなりうち解けてしまった
彼女の名前の由来から始まって
彼女のこれまで手がけてきた異素材の作品や
これから取り組みたい素材の話
ボクの作った豆本や革細工の数々が話題の中心
もの作り仲間との話は楽しいね
ボクのブログを見ていてくれて
Mrs,kichen+3さんからインスピレーションを
戴いた財布も見てもらったんだ
ここでもボクの財布は
おおむね好評だったよ
彼女との会話は
彼女のイメージの中にある財布へと移っていった
いま取り組んでいる心が癒されるラフな作りの財布とは
全く違い
工程が難しい財布
まずはボクが試作品を作ってみる
難しい工程を考えるのは大好きだからね
そのうちにスエーデン人のご主人セバスチャンも
加わって もの作り談義
スエーデンかデンマークで雑貨の店を開きたいという
共同作業が始まりそうな予感がしてるよ
タイカレーを食べながらも
もの作りの話や
冗談の渦が巻いている
初めてとは思えない空間にいた
アメリカのジョーク雑貨を持ち込んでいる
別のお客からもらった
氷
よく見てごらん
蠅が入っている
これをグラスにいれた普通の氷の中にいれてみる
よそのお店でこの氷を入れると問題が起こるね
帰りがけにそっとポケットに入れて
持って帰ってきたからご用心
いつか君のグラスに入れてあげるからね