2008年10月18日土曜日

雑貨屋とランチと骨董屋と友人宅めぐりの一日-E

自分たち夫婦でインテリアや増築改築を続けているという
アーティストの家は現在進行形

見る物 触る物が新鮮で初めて見るような物が一杯

例えば台所を見せてもらうと
円筒形の長い筒がある
一般的にはカップボードと言うんだけどね
なんて言われても
ボクのイメージするカップボードとは全く違う

あまりに目に新鮮なので
撮影することを忘れてしまった

以前頂いたメールのフレーズに

Studio/Gallery "Design Avenue/ForVi" とあった
まさに家全体がギャラリーなんだよ

手近にあったシェルフには
木工作品や陶芸作品が色々と展示されていた

ひとつひとつ説明して貰った
鈴木五郎さんの作品を始めてみた

見せていただいた作品に対しての
コメントはいらないよね











この二つの作品がご夫婦で制作されたという
ファブリックと鋳造作品

こういう文様は木彫にも応用できそうだから
いつかボクも彫ってみようと思った



あっという間にすぎてしまった一日だった

雑貨屋さん、ランチ、骨董屋さん、アーティスト宅・・・
楽しさや人との出逢いの感動や感激で心は満たされていたんだ

なんだかとても清々しい気分で
帰路についた

また近いうちに訪ねてみたい

清々しさはこの時期の気候も後押ししてくれたようで・・・
きれいな夕焼けが自宅に着くまで続いていた





















雑貨屋とランチと骨董屋と友人宅めぐりの一日-D

やっと今日の雑貨屋さんに続いて
もう一つの目的でもあるアーティストの家に着いたよ

20年間ご夫婦二人ロスエンジェルスで暮らしていたという
彼女はテキスタイルプリントや鋳造作品を手がけていたという

アメリカという異文化の中で青春時代を過ごしてきた作家のおうちはどうなっているのか
興味津々

まずは自宅の外回りから

庭の一角はまるでオブジェの展示会
AYUMiの作品も飾られていた

巨大な冷蔵庫も置かれてあった
下の画像はその冷蔵庫の裏に貼られていた
注意書きのラベル
自宅の周辺は新旧混ぜたような
撮影対象があり面白かったよ



さあ家の中にはどんな宝物があるのか
楽しみです

雑貨屋とランチと骨董屋と友人宅めぐりの一日-C

2時間ほど優雅にのんびりとしたランチの後は
アーティストの自宅へ伺うことになった

その道路沿いに怪しげなたたずまいの建物が見えた

さっそくワーワーキャーキャーが始まった
駐車場はないので路上に止めて
探検開始

路上にまで怪しげな物が溢れている
古いミルク缶や木の車輪、古い扇風機、糸車、小さな木のイス・・・・
車から降りたJUNKクリエイターのAYUMiが騒ぎ始めた
宝の山だぁぁぁぁ

でも怖くて中に一人では入れないよぉぉ・・だってさ


薄暗い薄汚い店内にはいると、炉がきってあり火が焚かれている
怪しげな親父が二人密談しているしている

なんだホームレスの応接間か?
ボクはホームレスの友だちのブルーシート自宅に招待された日のことを思い出した

そんな風情が山賊みたいで
なんとも怪しくて素敵だった
店主らしい親父にカメラを向けると手を振って怒っていた

こうやってブログに載せているのを知ったら
もっと怒るだろうな

玄関先で宝物探しを始めた女性陣を置き去りにして
ボクは奧へ奧へと探検開始

あるぞ、あるぞお宝が・・・・
埃を払い宝探しのボク

女性陣が親父とけんか腰になって値段交渉を始めているのが聞こえてくる

「オジサンこれは幾ら?」
「ああ それは3000円だな」
「高いよ2000円にしてよ」
「分かった、それなら4000円でどうだ」
「話にならん」
「もう来るな」

まるで漫才だね



彫りは浅いがとても素敵な鳳凰を見つけた
いかにも高そうだ

そっと財布の中身を確かめる
今日は大丈夫だ

傷を探したりしても見つからない
材もしっかりしている
しかし、凄く重い

去年鳳凰を彫っている時だったら迷わずに買っただろう
でも鳳凰は彫り上げて納品もすんでいるし
参考作品としての時期は過ぎて
持っている価値は低く思えたのでパス


陶器や陶片も埃をかぶっているが
探せば掘り出し物が見つかるかも知れない

しかし、アーティストの自宅へ伺うことになっているので
探索している時間がない・・・次の機会だな



足下に気をつけながら通路を変えると・・・

出たぁ

ボクの眼鏡に叶う珍品だ
バリダンスを踊るダンサーの木彫

でかい
サイズを測ると1000×500mm 厚さは25mm
石目彫りも縁周りの装飾もダンサーの衣装も緻密に彫り上げてある

女どもとの値段交渉に
頭から湯気を出しそうな親父を呼んで

興味なさそうな態度で値段を聞いてみた
こいつは買いそうにもないなという顔をした親父は適当な金額を言った

ボクは買いそうもないという親父の心を見抜いた
「○○円だったら買うけどな」とブラフをかけてみる

「○○円でいいならもってきな」

ヨシッ買ったぁ・・・その時の親父の顔を見せたかったね

路上に停めてあった軽トラの荷台には
捨てに行くのかと思うゴミが乗っていた

その中から小さな黒い鋳造の仏様をみつけた
タイ人が自分の車のダッシュボードの上に飾っているような仏様

「また来いよ」と言う親父に
小銭を見せて
「これしか無いよ」と握らせると
持ってきなと手渡してくれた

と言うわけでこの木彫レリーフは自宅の玄関に鎮座している








雑貨屋とランチと骨董屋と友人宅めぐりの一日-B

雑貨屋さんを後にしたボクたち三人は
アーティストの行きつけのお店でランチすることにした

さすが物作りに携わっているだけのことはある
素敵な選択だよ

オイラだったら昼飯はしもた屋の「お好み焼き屋」に案内するところだな
「肉玉ミックスにビールね」なんだけどな

着いたところは・・えっ何ここは??
なんて言ってしまったよ

小ぎれいなオシャレなお店


ねっ、ボクには似合わない素敵な入り口でしょ
エントランスを入ると・・・

これまた意外性を感じる風景になる
小粋な路地になっている

席に着いて周りを見ると・・・・
自然採光までがシャレている

かなわんなぁ この感性


インテリア関連やアート関連の洋書もある
一人でふらりと入っても
時間を楽しめちゃうよ
もうイヤ・・出てくる水までがシャレている
あーあ・・・なんて絵になるんだ
お店の女性達も料理も素敵で
何が何だか分からないうちにランチを終えていた
何が何だか分からないうちにランチを撮影するのを忘れていた


ランチの後のティータイムは
併設されているアウトドアテラスで過ごした

女性陣は楽しそうな語らいの時間を
満喫している

ランチを撮り損ねたオイラは
庭を歩き楽しみを探した

この画像・・・何だか分かる?
こんな物までが美しいんだよ
まいったな

・・・・と、すてきなランチタイムを終えて

次のシーンにつづく














雑貨屋とランチと骨董屋と友人宅めぐりの一日-A

クリエイター仲間の一人が納品に行くというので
一緒に連れて行ってもらった

その雑貨屋さんはボク達が里山の拠点としている近くだったんだ
車で走っていると
どんどん山の中に入っていくような風景

こんな所に雑貨屋さんがあるの?
・・・と思っていたら瀟洒な住宅が建ち並ぶ新興住宅街に入っていった

きっと新興住宅街だから若いファミリーが住んでいるんだろうね

自宅とその脇にショップはあった

ボクが作る作品とは違う系統の雑貨が陳列されていて
大変参考になった

雑貨屋さんは大好きだからいろんな店を廻っている
商品構成もボクの作品作りの参考になるのだけれども
一番の楽しみはオーナーから聞く話

裏話もあれば
仕入れの秘密
経営の手法
いろんなクリエイターたちの話

オーナーの その人となりが分かって楽しい


ここはカフェも併設されていて
会話を楽しみながら美味しい珈琲が楽しめる

先日のフラワー・トラベリングバンドの再結成ライブでご一緒した
アーティストの女性も飛び込んできて賑やかになってきた

カフェでご馳走になったのは・・・あれっ???
名前を忘れちゃった
ナッツの香りのする珈琲だったよ

エノモトさん
このブログを見ていたら
こっそりと教えてください










現在の看板を作り直す仕事を頂いたので
仲間のクリエイターは
ボクや大工青年は制作手順などの
助言を求められている

助言はしても
実際に制作するのは彼女だから
きっと彼女らしいJUNKな香りのする
看板に生まれ変わることだろう

楽しみだなぁ




オーナーと息子さん
彼は23歳・・・アメリカはケンタッキー育ち
何にでも興味がある多感な青年

初対面だったけど短時間に色んな話をしていて楽しかった
大人しくて野心家ではない若者と話すのは久しぶり
ボクの友人でもあるカメラマンが彼の先生でもあり
話に興が乗った




下の画像はデジカメに興味を持ってる息子さんと話しながら
撮ってみた

ボクが師匠の戸川カメラマンから
教わったことの受け売りをいろいろと話したんだ

あっ・・・息子さんの名前も聞いてないや




このあと 飛び込んできたアーティストと半日を過ごしたんだ
その話は明日にするよ