2009年8月3日月曜日

新しい物作りへの入り口へ -3

戻り梅雨なのかなぁ
朝からすごい豪雨になっていた
そんな ある日のことだよ

こんな豪雨の日はiPodから流している音楽も
聞こえやしない
そんな日は作業の手を休めて
しばし読書タイムにしてるんだ

最近友人から教えてもらった
クラフト・エヴィング商會の本を集めては読んでいる

映画を元に商品開発をしたり
この世にない物を開拓したり
夢のようなお伽噺のような世界観がとても楽しくて
たまらない本だよ

お昼頃
雨脚が遠のいていき晴れ間が見えてきたので
いつもの本屋に行き
喫茶に持ち込める本を探していて
クラフト・エヴィング商會の本を見つけたよ

その本を取ろうと手をのばしたところ
細くて白い別の手が素早くその本を抜いて
喫茶の方に歩いていった

この本屋で知り合いになった友人は3人いる
本が縁を取り持つ不思議な感覚

それが39さんとの出会いだった

出会ってからまだ間もないのだけれど
いろんな話をしたり
雑貨屋さん巡りをしたり
骨董市を散策しているうちに
彼女は
クラフト・エヴィング商會の関係者だと分かった

いまはクラフト・エヴィング商會とは
別の動きをしていて
今年の7月17日に名古屋市内で
クラフト・エンバーミング社を立ち上げている

ジャンクだけれど夢のある
木工・金属・革製品・紙・布などの
素材を使って商品開発に従事している
オーナー兼プランナーでした

ボクは自分の作品を見せては
感想や批評や改善点を指摘してもらえるようになった

ジャンクガーデンから
身につけるアクセサリーまで生活に彩りと和みをもたらす
人間健康学をベースにした
作品作りを目指しているという

社員87名という立派な会社なのに
クラフト・エンバーミング社のカタログは
全てが39さん
彼女の手描きだった

何冊もあるらしい夢のようなカタログの一部を
見せてもらったけれど
撮影してブログに載せたいというボクの希望は
一瞬にして却下

そのかわりに
ボクのための作品開発と称した
月光荘のスケッチブックを見せてもらった
ボクは自分の作品への構想を話したことがあるんだけれど
それが見事にスケッチされている

しかも換骨奪胎というのか
ボクの話から発展させていったスケッチが
沢山たくさん描かれてあったんだ

よく見ると
実際の制作には難しそうな物もあり
とまどってしまった

一日だけ と
断って借りてきたスケッチブックを
ボクは早速パソコンに取り込んでしまった
借りてきてから1週間が経ったけれど
まだ返していないんだよ

でもまだ肝心な話をしていないので
このスケッチブックを元に作った
革製品は
クラフト・エンバーミング社のレーベルになるのか
ボクのブランドとなるのか分からない

でも作ってみることに決めたんだ



この絵は
39さんが男に変身したという空想のスケッチだそうだ
長いまつげと柔らかそうな唇は
彼女のものだった


これが借りてきた内緒のスケッチだよ
この絵を元に
作品作りに活かしていこうと思っている
出来上がったらボクのオリジナルだと言っても良いのか
それは39さんとはまだ話し合っていないから
分からないけれどね


そして布で試作してあった
作品の一部です
これも革を素材として作ってみるけれど
これはボクのオリジナルとは
言えないなぁ

出来上がったら公開しますからね