2009年5月29日金曜日

久しぶりの木彫

あ〜あ・・・

クリエーターズ・マーケットが
あと2週間に迫ってきたというのに
友人からのたまっている仕事が片付かないよ

納期の順番に書きだしてみたら
娘が親にプレゼントするという表札が緊急だった

あとはバレエのパンフレット
便せんと封筒のデザイン
そして豆本制作
カフェのメニュー制作と撮影

飯の種である通常のデザインワークは
先延ばしにしたよ

その間をやりくりして
クリマの作品作りと展示用の什器を作るんだ

でも日曜日は
タイフェスティバルに行って
タイ好き仲間とタイのビールで酔っぱらってこよう




最初の依頼ではお父さんの名前も入っていた
しかし家族会議で名字だけになった
下書は済んでいたのだけれど
描き直しとレイアウト変更

材はとっておきの木曽檜の素敵な柾目材を
つかうことに決めていた


彫りは薬研にすることに決めたよ
ホームセンターで安く作るならば
機械彫りで良いのが出来るんだけれどね

せっかくボクに手彫りの表札を依頼してきてくれたんだから
機械では中々できない深い彫りにしてあげよう


木彫も独学ならば
刻字も独学
そして表札の正式な彫り方なんて知らないね

ボクは刻字のやり方で
表札を彫るんだよ

木工も革細工も独学なんだ
教室に通えば一ヶ月で覚えることを
参考書だけでやってるから
疑問ばかりで能率は悪くて
時間はかかる

だから自然と我流になっちゃう
我流天性(画竜点睛)だよ



奈良で手に入れた墨をすって
膠(にかわ)を溶いて入れ濃度と粘度を調整して
薬研に彫り下げた部分に墨入れをした

このまま一日墨を乾かして
朱墨をすって裏面に入れた落款に彩色

明日は天気も良さそうだから
表札全体に薄くカンナがけをして
裏面に取付用の穴をあけるんだ

それには下のルーターを使う
特殊なビットで穴の中が広いのがあけられるんだよ