2008年7月22日火曜日

タイへ行ってきます

明日からタイへ行ってきます。
帰国は8月18日

国際免許も取ったしタイ国内ををぶっ飛ばしてきます。

・・とは言え、今回は酒池肉林のタイではなく
ボクなりに目的意識の高いタイでもあり、
クリエイターからの取材や調達物資の依頼もあり
酔っぱらいではいられない。






明日からの相棒でもある雪駄と共に
写真に収まってみました。
予備の雪駄は白い鼻緒なのです。

ではしばらくの間失礼します。

良い写真が撮れると良いんだが・・・・

2008年7月16日水曜日

2年前のタイ写真

2年前に行ったタイの写真です。
なぜ古い写真を今更掲載したのかというと
自分自身のカメラへの意識が違ってきているから・・・

今月23日から8月18日までのタイを
どのように切り取ってくることが出来るか?

今までのタイでは、無目的にタイへ行き
あちらコチラの町から田舎を放浪し

朝から夜中までタイのビールを飲み続け
酔っぱらったままシャッターを押し
タイの人たちからは顰蹙をかい、
有識者からは日本人の恥さらしと言われていた。

物を作ると言うことに加え、
意識的にカメラを構えるという
タイ歴30年にして始めて"目的"を
もった旅になりそうなのです。

2年前のタイと今回のタイの違いが
表現できるかどうかの実験にしたいと思います。

ほとんど酔っぱらいの写真ですが
「画像」をクリックすると拡大されま















色んな実験撮影をしています

ボクの周りにはクリエイターの仲間がいる
それぞれの分野で活躍していこうとする
吐き出されるエネルギーは素晴らしい

仲間の作品を見るたびに触発される。

最初は、それらの作品を記録するというつもりで
撮らせていただいた

しかし、デジタル一眼レフを手に入れたときから
状況は少し変わってきた。

40年来の仲間であるプロカメラマンの存在だった。
彼と話す内に自分の撮りたい対象物が見えてきた。

その練習のために仲間の作品を
ボクの写真の作品にも出来るかもしれない・・・
不遜なのかも知れないが

たくさんの仲間達の作品を撮ろう
その為には数をこなそう
そう思い雑貨屋さんに行っては
撮らせてもらっている。

数を撮っている内に自分のスタイルが分かるかも知れない。

友人のカメラマンである戸川さん勝アユミさん西嶋さん・・・
ご覧頂けたら是非助言をお願いします。




ご近所の赤ちゃんが可愛くて
そのプックリとした腕を撮らせてもらった。




この花びらは、先日友人のカメラマンから借りてきた
マクロレンズで撮ってみた。
本当は三脚で固定した方が良いのだが
あえて手持ちでどの程度ブレるのかを知りたかった。









上の画像は"Home style depot"という
ボクのお気に入りの雑貨屋さんで撮らせていただいた。






2008年7月13日日曜日

久しぶりのタイ料理

クリエイターズ・マーケットで出会った仲間の
そして木箱の山羊ちゃんたちとタイ料理の「ワルンプアン」に
集まった。


なんと、このお店はボクが好きな豊田勇造のライブを
春と秋の年二回開いているカルバドスという飲み屋と同じビルだ。





店内にはもりよさんの消しゴムハンコも置いてあった。




タイの話、五行歌の話、消しゴムはんこの話、移動屋台の話、木箱の話・・・談論風発
強烈な個性と個性がぶつかり合い
笑顔の中 緩やかに融け合っていく

一番の年長さんを労ってくれるのか
ボクを除いて、みんな優しい
ボクは煙草をプカプカ
ビールをガブガブ
料理をガツガツ

笑い声のコダマする中で
ボクは料理も撮影しなければ・・
とカメラを取り出すが

みんなの笑顔と楽しい会話にまた引き込まれていく


次から次へと素敵なタイ料理が運ばれてくる

スパイスの効いたタイ料理に大量の汗が流れてくる。
ビールが美味くてカメラどころではない。

これは辛くない
「パッタイ」というタイの焼きそば

なんとまた料理を撮り忘れていた。



強者どもが夢の後・・・

タイにいるのでは???・・・と
錯覚するような真夏の夜の夢は
食べ尽くされた食器だけが
現実に引き戻してくれた。

素敵な仲間は熱い胸の内を見せてくれ
美味しいタイ料理と生ビールに酔いしれた
ボクは次の飲み屋に向かった。








マクロレンズを貸与された

タイ料理屋でクリエイターとの会食前に時間があったので
近くのカメラマンのスタジオを訪ねて
色々とカメラの指導を受けた。

カメラをいじり始めてから30年近く経っている。
仕事柄プロカメラマンと接することは多いのだが
デジタル一眼レフを手に入れるまでは
何となく、何でもいいから・・・撮っていた。

自分の撮りたい対象が定まらなかった。
昔から人物を撮るのは苦手だった。
特に女性を美しく撮るのは下手だった。
これからも下手だと思っている。


大正ロマンか昭和レトロという感じの
古いビルの中にスタジオはある。

自分の撮りたい写真のことや
レンズの事など写真教室に通えば金がかかる。
持つべき者は友人である。

プロカメラマンである友人は
カメラ音痴のボクにでも理解できる言葉を使ってくれる。

以前教わったのは単焦点レンズを使いこなすこと
一歩前に出ること

今日はマクロレンズについて教わった。
実際にマクロレンズをボクのカメラに装着してくれた。
雑誌で見たマクロ撮影に惹かれていたが
本物のマクロレンズに触れるのは始めて・・・

ファインダーを覗いてみた
これがマクロの世界かと認識が変わった。



マクロで普通の(普通って何??) 写真が撮れると言うことも知らなかった。
スタジオに飾ってある彼の作品を撮ってみた。
ここに掲載するのは著作権に引っかかるのだろうね。





楽しい時間はすぐに過ぎてしまう。
マクロレンズの魅力に触れ
その価格の高さにうちひしがれ

帰ろうと腰を上げたときに・・・
持つべき者は良き友人である

「このマクロレンズを貸してあげるから色々撮ってごらん」

意地悪をしたこともある
怒鳴ったこともある
傷つけたこともある
心の中で詫びた。

しかし・・・
持つべき者は優しき友人である。

このレンズが憧れのマクロレンズだ
少し傷が付いているのが歴戦の証

大切に素早くカメラバッグに収めていた
友人の気の変わらないうちに・・・と
急いでスタジオを後にしたのである。



これは以前に勧められた単焦点レンズ
自分が撮りたい物・・と狙うのはこのレンズが多い
まだ極めるまでには至っていない





早速、マクロレンズで試し撮りをはじめた。





版画展に行ってきた

玉村豊男の版画展を見てきた。

その版画はいわゆる木版画や石版画とはちがう
ジクレー(Giclee)といわれる版画だった
吹き付けて着色するという意味のフランス語だそうである。

データとしての「版」があり、現代の科学技術によって
登場した新しい版画の分野です。

版画自体は複製される絵画であり、シルクスクリーンなども
版画の範疇に入る。

最近ではリトグラフも写真製版で原版を制作する。

版画という範疇は日本にしか無く
アメリカではPrintです。
但し、Original PrintとPrintの区別はされている。

次の作品を版画にすることまでは決めていたが
消しゴムハンコにするか
木彫レリーフにするか
多色刷り木版画にするか・・・と

表現方法に悩んでいましたが
ジクレーという方法があることに気がついて
早速、複製芸術である「玉村豊男版画展」に飛び込んだというわけだ。






8月1日からは同じ画廊で
「原田泰治 ピエゾグラフ版画展」が開催される。
ピエゾもジクレーも新しい版画様式である
しかもボクはそれらに手慣れている
表現方向は定まりかけた

しかし、その頃ボクはタイのビーチで美女達に囲まれて
朝から夜までビール三昧

版画のことなんかすっかり忘れているだろう。







2008年7月11日金曜日

明日への準備

明日はクリエイターズ・マーケットで知り合った
仲間との会食だ。

その準備をしていた。

これは間に合いそうにはない。
既製の筆箱に龍の文様をレリーフしようと
頑張ったけど未完成。

まだまだ完成までの道のりは遠そうだ。





明日の集いで、消しゴムはんこ作家さんに見せてあげようと
用意した「五行歌」と「川上澄生」の本
どういう訳か2冊持っている本があり
活用してくれそうだからプレゼントすることにした。



名古屋の仲田商店街で祭りを企画している
若い仲間たちのシンボルマークが決まったというので
それを彫らせていただく。

原画は黒と赤なので彩色をどうするか・・・

材は「楠」・・・彫っていると、とても良い香りがする。

まだ彫り始めたばかりだ。





久しぶりにタイをテーマにしたものを
彫りたくなって下絵を描き始めた。
消しゴムはんこにするか・・
木彫レリーフにするか・・・
多色刷り版画にするか・・・

迷いながら描いている。

多分三種類の表現に挑戦することになる。