頼んであった新作を受け取るために
ジャンク雑貨製作のAYUMiと
いつもの本屋の奥にある喫茶で会った
いつ来ても
この本屋は人でいっぱい
本を読む人が少なくなった
なんて言う人がいるけれど
それは間違いのような気がしてくるんだよ
AYUMiの作品を見ながら
感想をボクが言い
彼女の最近の活動報告を聞く
自分の進む道に夢を持ちながらも悩んでいる
右往左往
紆余曲折
試行錯誤
愛憎交々
天真爛漫
融通無碍
夢睡独言
悪口雑言
自画自賛
疑心暗鬼
自己憐憫
支離滅裂
捲土重来
真向勝負
(思いつきの四文字熟語合っているかな)
機関銃のように夢や希望をいっぱい話してくる
話が多岐にわたるので
ボーッとし始めると
聴いてる!
と
突っかかってくる
受け取った作品は
ジャンクな木工作品ではなく
コラージュされた封筒便せんのレターセット
タイの素朴な紙でできた封筒素材に
彼女らしく目一杯遊んでいる
しかし
よく観察してみるとハジケ切っていない
いつもの迫力に欠けている
小さくまとまりすぎている
根が純粋で優しい人だから作品にも
迷いや悩みが出ているみたい
でもスランプでもないようだよ
話疲れた彼女は
ああ すっきりしたと
台風のように去っていった
話足りなかったオイラ