2009年7月28日火曜日

久しぶりの映画

自分だけでは まず見に行くことのない名画を見てきたよ

39さんという感性豊かな若い友人に誘われてのご一緒

入れ替え制の2本立て 
「ミツバチのささやき」 
「エル・スール」 
という
1940〜50年代のスペインが舞台
少女の目を通してみる家族映画だった

バイオレンスやドンパチやカーチェイス主流の
ハリウッド映画とは全く違う静かで穏やかな
趣のある映画

ビクトル・エリセという女性監督が
繊細できめの細かいカット割りが続く
デリケートで情感あふれる作品だったよ

固定カメラと手持ちカメラのアングルの良さが
光と陰をうまく捉えていて
心理描写の表現は秀逸だったよ

いまでも印象的なカットは
目に浮かんでくる

ストーリーを追いながらも
1940年代という設定だから
背景の家具調度品や
古びたジャンクな生活雑貨などの小道具も
楽しめたよ

いまどきの女の子のファッションの源流みたいな
レギンスの上にスカートといった
着こなしも見ることが出来た