2010年10月28日木曜日

10月のタイ旅行-4 靴に絵を描く作家 の作品

昨日の靴に絵を描く作家の純粋絵画だよ

出身校や経歴が知りたくなって
昨日メールで問い合わせたんだ
その日の内に返事が届いた

彼は昨日更新したボクのブログも見てくれて
日本語でナニが書かれているのか分からないから
恥ずかしいと書いてきた

ボクのブログでのスタンスは宣伝することでも
観光案内をすることでもないから
よっぽどのことがない限り
地名や人名は表現しないし

ボクもタイの絵画や木彫作品が大好きで
油彩の絵や画集を持っている
その旨を伝えたら絵画の紹介も了解してくれた

彼は今年49歳
タイの国立大学のひとつで
美術や考古学研究ではタイ国内では最高峰の大学
シラパコン大学で古代美術の修復や復元を
専攻していたという

詳しいことは書いてこなかったけれど
人生の紆余曲折があったんだろうね
同じ大学に通う娘さんも絵描きなので嬉しいってさ

この絵は油彩で
水上マーケットの にぎやかさが
細かく描き込まれている

いまでも観光名所として水上マーケットは残っている
でも あくまで観光地なので商魂たくましくて
往時のタイ人たちの暮らしをうかがい知ることは
稀だと思うんだ


上の三点は絹を張ったキャンバスに描かれていて
タイの古代絵画をモチーフにしていて
今でもタイの画学生がよく取り上げる題材だね

古代絵画らしく落剥している部分や
変色したり褪色まで表現されていて
下手な鑑定人だったに時代物だと間違えてしまうだろうな


板材に描かれた古代美術の復元
褪色した時代をカンジさせるようなエイジング技法

精緻な筆致や図柄にはガネーシャが描かれているんだよ


明日は彼がニタニタと微笑みながら
描かれた内容を教えてくれ
オイラもニタニタしながら嬉しくなった
特別に撮影を許してくれた 春画を披露するからね