2009年7月6日月曜日

新刊であれ中古であれ本は香しい-24

少し前のことだけれど
ボクの不注意で借りていた本を濡らしてしまった
その本と同じ物は手に入れることができて一安心していた

大切にしている本をダメにしてしまったお詫びに
関連した本を探していたら
創作市場の特集で猫に関した2冊も見つかって
ボクも嬉しかったよ

濡れてしまったものはしょうがないと言ってくれた
心やさしい友だから
きっと喜んでくれるだろうな



そして同じ創作市場というムック本に
革に遊ぶ
というバックナンバーがあったので
すぐにゲットしておいたら一緒に届いた

内容も分からず手に入れたんだけれど
素敵な本だったから嬉しいねぇ



日本一の宮大工 西岡常一さんの口伝書
木に学べ や
 木のいのち木のこころ を
初めて読んだのは
10年ほど前だったよ

啓発されたボクは
その頃から木工を始めたんだ

西岡さんが亡くなられたのは
1995年
雑誌Be-PALに掲載されていた頃からの
信奉者であるボクは
その本の中でたった一人の内弟子である
小川さんのことにふれているシーンを覚えていた

久しぶりに訪れた覚王山の
古本カフェで
この小川三夫さんの本に巡り会った

さっそく買って帰り
読みふけったんだよ

その本の中にすてきな言葉があった

ちょいと抜き出すね

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・・・腕も、考え方も同じくらいというのが
集まってもろくなことはない。
大勢育てるときは、
不揃いなのがいいんだよ。

不揃いでなくちやあかんのや。

いいのもいる、
悪いのもいるっていうのがいいんだ

中略

不揃いな材でつくった法隆寺や薬師寺の塔は、
それらが一本一本支え合って、
「総持ち」で立っているんだからな。



この本は友人に頼まれて探した本だよ
手渡すまでに時間がありそうだから
自分でも読んでみることにしたよ


この本も友人から紹介された本だよ
内容はきっと
優しい人が出てくるんだろうな

ボクには似合わないと思うんだけれど
紹介してくれた人は
ボクに読ませたいと思ってくれたんだよね

紹介されなかったら
決して読むことのない本だと思うから
ボクにも何か別なことを得られるんだろうね
人との繋がりは面白いよね


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