鬼の霍乱だとさ
流行に敏感なボクも一応風邪をひいたみたい
咳をすると黄色い痰がでる
気だるくて何もしたくない
そんな時にはおとなしく映画だよ
ケーブルテレビでスターチャンネルに入っているから
暖かくして朝風呂から始まり映画三昧
ブログ更新が無いといって5人もの仲間から
お見舞いのお酒が3本に焼酎が2本も
もちろんお酒は卵酒が風邪に良いと聞くから
友情には感謝するよ
一日に4〜5本映画を見続けていると
アルコールの効果もあるんだろうね
途中でうたた寝をしたりするから
ストーリーがゴチャゴチャになって
分からなくなってくる
でも映画はボクの親友
アメリカ映画を見ていて
舞台になっている州がアメリカの
ドコに位置するのか知りたいんだよ
地図が欲しくなった
地方都市なんてどこにあるのか分からない
寒い地方なのか暖かい地方なのか分からない
人生の半分をタイにばかり行っていたから
アメリカには行く機会がなかったんだ
おかげさまでタイならば地図が無くても
だいたいの地方は分かるんだけれどね
Googleからアメリカの地図を引っ張り出して
それをB3サイズにプリントアウト
そしてパウチ加工してボクの手元に置いておこう
今度は米軍の階級が一覧になったものを作ってみるよ
旧日本軍の階級は分かるんだけれどね
湾岸戦争の頃にはアラブ諸国の地図を作って
テレビで報道番組を見ていたんだ
出来上がったアメリカの地図に満足してる
これで12月1日にスターチャンネルで
放映する
心おきなく鑑賞が出来る
ジョージア州から始まりアトランタ
南部アメリカ
そして西部から東部をまわり
最後にはアラスカまで行ってしまう
青年のアメリカ横断の実話
最後は悲劇的な結末になるんだけれどね
ずっと以前
友人のユキちゃんから紹介してもらい
原作を読んでいたから
映画を見るのが楽しみだった
原作を読んでいるときから
広大なアメリカを歩き回る主人公の
足取りを確認するために
アメリカの地図が欲しかった
これで映画がより理解できるね
さあ
映画三昧の始まり始まり
もう少し風邪クンとつきあっているからね
友人がイベントデビューしたよ
クリエーターズ・マーケットと
同じ主催の
癒しマーケットがあり
親しい仲間が初出展するというので
仲間のAYUMiと一緒に会場まで行ってきた
受付ではいつもクリマでお馴染みのスタッフが
出迎えてくれた
ボクの作る分野とは全く違うのだけれど
知り合いのクリエーターとも何人かと会え
色々と情報交換できた
彼女は
u-chicという名前で天然石とK14GFを素材とした
ハンドメイドアクセサリーを作っている
初めての出展に先立ちブログやネットショップまで
短期間で立ち上げた頑張り屋さん
でもイベント出展は初めてなので
ジャンク雑貨クリエーターのAYUMiが
いろいろと心構えや展示方法や什器の
サポートをしていた
小さなブースだったけれど
初めてとは思えないくらい
エレガントなブースに仕上がっていて
サポーターのAYUMiは大満足
一緒にブースに立ってお客様に説明していた
会場は30〜50代くらいの女性でいっぱい
ボクは全くの場違いだったよ
癒し・・というテーマに付きものらしい
香りか臭いか分からない空気は
体調を崩しかけているボクには
長時間滞在できなかったよ
空咳が止まらなくなっているから
ちょいと風邪でもひきかけているのかも知れないな
咳をすると頭に響いてくるんだ
飲み会は続くね
友人のバースディパーティへ出席してきた
主賓のマリちゃんは夜遅くなってからの登場
それまでの時間は
まるでクリエーターズ・マーケット参加者の
打ち上げみたいだった
色々な参加者やブースの話を聞くことが出来
次へ繋がっていくクリマの話も
主宰者から教えてもらうことが出来た
売り上げ重視の人
作品を見てもらうことをテーマにしている人
人との繋がりで輪が広がっていく人
そのブースだけの会話の人
様々な人たちが出展していて
その裏話も面白い
分野の違うクリエーターたちとの話は
魅力的で話が尽きない
この間のクリマに恐竜Tレックスを
来年6月のクリマには正式に出展するという
さてさて どんなブースで
どんな作品を見せてくれるのか楽しみになってきたよ
新しい仲間とのジョイント
花屋と雑貨屋さんHAVANKの英輔クン
そして結婚披露宴のための
動画を編集させてもらったタカオくん
ジャンク雑貨クリエーターのAYUMi
鮎釣り名人の柴田さん
初めての顔合わせの人もいる
そんな仲間で飲もうと言うことになり集まった
英輔は2〜3日前から体調不良で
不参加が分かっていたから
彼との飲み会はまた後日
異分野で異業種の仲間が集まると
どうしてこんなに楽しいんだろう
共通点は何もない者同士が集うと
最初は手探りで話題を探しあうよ
車や 魚の話 ジャンクな素材の話と
いろいろと話題は変わっていくよ
タカオ君の差し入れてくれたビールがとても美味く
やがて
いも焼酎にかわり
ボクの仕込んだオデンもまずまず好評
昼行灯のボクも夜になると元気いっぱいになる
今年もあとわずかだけれど
色んな仲間からのお誘いが届き始めたから
お酒を楽しめる機会は多そうだよ
お馴染みのクリエーターがいっぱい
参道にたくさんのお店が出ていて
ビール片手にそぞろ歩きをしていると
あちらコチラから声をかけてくる
クリエーターズ・マーケットに出展していた
物つくり仲間たちだよ
みんな色々な展示会やイベントに出展して
頑張っているね
それぞれの仲間たちの
次の出展スケジュールなどを聞きながらの楽しい散歩
クリマでは皆さん忙しそうだったけれど
今日は風もあり気温も下がってきて
手持ちぶさた
クリマでは聞くことの出来なかった
作品についての考え方を聞くことが出来て
参考になった
個人的には色んなビールを飲めて嬉しかったんだ
不思議なご縁
定期購読の
雑誌 ドゥーパが届いていた
その本をパラパラと流し読みして
あれもやろう
これも参考になるなと
いつものように付箋を貼る
ボクの木工作品のいくつかは
この雑誌に書かれている
木工道具や
技法を取り入れた物が多いんだ
次の作品作りの前に
ある物を作りたくなって
木工関連の書棚を探してみた
そして
ついでに頭の中に気になっている本を
キチンと探してみようと思いたったんだ
積ん読状態になっている本の山の中から
お目当ての本を探し出した
やっぱり
そうだったか・・・嬉しかったね
先日クリマで初めて会った
恐竜Tレックスの作者の一人
松山さん
いまでは親しくマッチャンと呼んでいる
ずっと記憶の中にある
まつやまたかし という名前と
名刺の松山孝司という名前が
くっつかなかった
美容室アンテナのジュンちゃんからは
マッチャンの家は楽しいよ
と
聞いていたから
クリマが終わっても気になっていた
それで探し当てたのが
「自分で建てた あこがれのアメリカンハウス」
著者は まつやまたかし
急いでマッチャンに確認すると
そうだという
まだ大磯に住んでいるときに
海も山も近いこの湘南の地に家を建てようと計画し
2×4工法での家のフォルムを想像していた
その計画は断念して
ボクは移動することになったんだけれどね
そう思って
当時夢中になってセルフビルドの参考書を
買いあさっていた
その中の一冊だったんだ
そして何度も何度も読み返していたから
内容がすぐに浮かんでくるほど
文中でマッチャンが参考にしていた本
日曜大工でわが家を立てた・・藤岡 等 著
その本までもボクは持っていた
ボクもその本で木工電動工具の
使い方を学んだ一人
しかも出会ったときから
その人柄に惚れ込んでしまった
マッチャンの著作
会って間がないんだけれど
その著作には彼のものの考え方や物の見方
人生哲学までうかがえることが書かれていて
酒を交わしながら話し合っているような
錯覚さえするんだ
友人だと思っていても一方通行であったり
そうでなかったり
話がかみ合ったり
かみ合わなかったりするよね
言葉は聞き逃してしまうけれど
紙に記した自分の考えは生きている
生きると言うこと
活動していくと言うこと
仲間のこと
一人でやろうと思っていても
何も出来ないと言うこと
突き放すのではなく
仲間としての信頼関係の大切さを
この本から改めて知らされた
早速嬉しいメールを出して
次に会ったときには
その本にサインしてねって
ねだっちゃったんだ
もちろん彼は二つ返事で快諾してくれたよ
笑っていたけれどね
この下の画像の家が
マッチャンの手作り作品である自宅だよ
本を読むと分かるけれど
苦労話も楽しいけれど
映画からヒントをもらったアイデアが
至る所に活かされている
居間の壁にはトムとジェリーの出入り口が
作ってあったり
ETの冒頭に出てくるピザを食べてるシーンの
インテリアだったりね
早く大切な仲間を誘って
見学に行きたいと思っているんだ
まだまだ神戸ビエンナーレ
鉄や金属を素材にした作品もたくさんあった
クリエーターズ・マーケットに
特別参加していたTレックスの作家である
ジュンちゃんやまつやまさん達と
一緒に神戸に来ていたら
また違った説明を聞くことができて
感銘を受けたんだろうな
下の写真はバク進する象さんのタンク
象さんの鼻が大砲になっている
コンテナの中いっぱいに作ってあって
撮影できないくらいの迫力
戦車のキャタピラの部分だけ撮れた
上の人物も鉄が溶接されている
下はその人物オブジェが
フードコートの入り口に飾られてあり
斜めになったコンテナは飲食コーナー
中を覗くと部分的に水平になっていて
階段状のスペースでは食事ができるんだよ
真っ暗なコンテナの中では3D画像が
怪しげな光の中で
怪しげな動きをしていて
次から次へと色々な怪物が飛び出してくる
観客は
小さな穴からその3D画像を見る仕組み
どうやって作るのか
不思議な体験だったよ
幼い日に見た
テント小屋の怪しげな覗きカラクリみたい
これも何種類も展示されていた
細かいラインストーンや輝石をたくさん貼り付けて
一枚の絵に仕上げてある
カメラを開放して撮ったのだけれど
三脚の使用も禁止だから
鮮やかな色彩は再現されていない
残念だよね
写真家たちの作品も多く素敵だった
その中のフクロウの表情を組写真にした作品
その表情が可愛くて
手持ちで苦労して撮ったんだ
まるでフクロウに笑われているみたいだった
暗いコンテナの中には何百本と空き瓶が
並べられていて
その瓶の中には水草が入れられてある
それを照明で浮かび上がらせていて
幻想的なシーンを醸し出していた
その幻想的なシーンを眺めながら
これだけの空き瓶や水草を用意するのは
大変だったんだろうな と
現実的な採算を
考えてしまうのでありました
コンテナには扉がついていて
その下の方に覗けるくらいの小さな鍵穴が・・・
その穴から中を覗き見ると
おばさんの大きなお尻が見えるという寸法
みんな覗き見が好きなんだね
しゃがみ込んで中を覗いているんだぜ
不思議な提案
人が誰も入っていなかった不思議な空間
コンテナの中には
順番に並んだ絵と
大きな甕がひとつ
絵も独特の暗い感じだし
間違っている説明書きの文章も
日本人ではないような
感じだった
夢の世界みたいな提案
水から生まれて水に戻る
それと
自分の夢が繋がらないんだ
展示をじっくりと見て考えてみたけれども
???の世界だった
でもAYUMiには理解できるんだろうね
興に乗って一生懸命
他人の感性から学ぶこと
今回一緒に行ったのは
書で絵を描く勇輝君と
ジャンク雑貨クリエーターのAYUMi
そしてボクの三人なんだけれど
三人とも趣向が違い
それぞれが興味の対象や反応が違っていて面白い
AYUMiは生け花の師範でもあるし
ジャンクガーデンにも取り組んでいるから
創作生け花にも興味があるようだった
ボク一人だったら見逃してしまう作品群とも
AYUMiの手引きで巡り会った
ボクや勇輝君が通り過ぎるような作品に
彼女は立ち止まる
そして一人で悦に入ったり
感動の声をあげている
価値観の違いを知るいい機会だったよ
そして価値観のちがいがあっても
好き嫌いが違っていても
お互いに啓発されることってあるんだね
ボクはボクで目に入ってきた作品を
新鮮な気持ちで撮ってみた
花器をつかった生け花には興味が沸かなくて
ひと味違った展示作品が多くなった
実作者の意見を聞いてみたくなるよ
この作品は
花器が絵になっている
描かれた絵に
本物の植物が活けられているんだ
これには大きなヒントをもらうことが出来たよ
ブールーのコンテナを背景に
怪しげな生け花と
コンクリートを固めた白い器
これもゴミではなく作品だよ
青いチューブや
古いラベルで何とも言えない風情だった
このチューブの使い方も
ボクにはヒントを与えてくれた
展示会場なんだから
きっとゴミではなく作品なんだと思う
現代世相の侘びさびなのかな
よく分からなかったよ
これはボクもやってみたいことの一つ
そのための表現したい小道具は
少しずつ集めているから
いつかはオブジェを作ってみたいと
詳しく観察してきたよ
ボクは花や植物は飾らないけれどね
神戸ビエンナーレって??
震災後の神戸は
文化事業にも乗り出した
神戸全域のあちらコチラの
会場で色々なイベントが催されている
ボクたちはメリケン波止場の会場だよ
その会場には
全国から色んな分野のクリエーター達が
作品を展示していた
会場内のブースは
大物運搬に使うコンテナがたくさん並んでいて
コンテナが一つのブースになっていてビックリした
長い列を作って鑑賞待ちのブースは省いて
次々と見て回った
大胆な発想や仕掛けの素晴らしさには
感動したんだよ
フラッシュ撮影は禁止なので
思うように作品撮影が出来なかった
いくつも見て回ったブースの中から
ボクが作品作りの参考になった展示作品を
紹介するね
これは遠くから眺めると
仏様に見えるのだが
素材はなんと段ボールだよ
何枚もの様々な段ボールを重ねていき
仏様の立体像を作り出しているんだ
木彫をやっていて
その造形の難しさはよく分かっているから
驚いてしまった
クリエーターズ・マーケットに
参考作品として展示されていた
恐竜Tレックスもいろんな廃物をつかって
一つの造形物を作り出していたけれど
それと同じバージョンだね
段ボールを利用した立体物の作品は
よく見かけるけれど
こんなに精巧に作られていて
遠景と近景のちがいを 表現した作品を
見るのは初めてだった
いつも飲んだくれていて
井の中の蛙状態で色んな作品に接することなく
過ごしているボクは猛反省
いろいろな作品を見て歩き
自画自賛ではない物つくりに励みたいと
思ったよ
展示作品の仏様自体も段ボールなら
コンテナの中の雰囲気作りや
荘厳な背景も段ボールでできていて
照明効果も感心するほど神々しく感じられた
これは目の錯覚を利用した
錯視作品だよ
コンテナの中には一枚の紙があるだけ
遠近法や錯視効果を狙った絵なんだ
空中浮遊しているような
いろんな物体を
じっと眺めていると
だまし絵とは思えなくて
自分の存在感が薄れてきて頭がクラクラしてきた
じっと観察したのだけれど
よく分からなかった作品
本物の牛舎が再現されていて
牛舎独特の臭いまで漂ってくるんだ
コンテナの波形になった天井の形状を
トタン屋根のように感じさせ
外からの木漏れ日や本物の藁
飼い葉桶などの小道具も
懐かしささえ感じさせてくれる
そんな牛舎にいるのは
二頭の大きな白い牛さんが
こちらを向いていた
何なんだろうね