2010年6月9日水曜日

タイから無事に帰国・・Vol,22 タイで見かけた風物

極端に古いものと極端に新しいものとが混在している

それがタイなのかも知れないなぁ・・・
そんなことをよく思って歩いていたよ
バンコクではドンドン新しい表現が進むんだけれど
ところが田舎に行くと時間が止まっている

バンコクでは目新しいものが多くて
目移りして好奇心をかき立てられて
活動的になって疲れてしまう

田舎に行き止まってしまった時間の中に
身を置くとホッとしてしまう
田舎と言っても寒村ではない
バンコク以外の地方都市はほとんど田舎なんだ

時間が止まっていたり
ものすごく緩やかな時間なんだ

そんな町を歩いていると
タイムスリップしてしまうことがある

タイの若いデザイナーやクリエーターとも話したけれど
若い人はそのゆるやかな時間の中で
バンコクでは味わえないレトロな時間を
新鮮なものとして楽しんでいる

ボクも一緒になって楽しんでいた
まったりとした町歩きがとても良い

そんな町歩きのつれづれに見かけた看板だよ







2010年6月8日火曜日

タイから無事に帰国・・Vol,21 タイで見かけた風物

クリエーターでタイ好きな人が多いのはどうしてかな

タイ土産のひとつに
タイの新聞や雑誌や包装紙を頼まれたんだよ
クリエーターたちはコラージュが大好き
ちょっとした作品にタイ文字を貼るんだろうね

英文字を使うのは一般的だから
新しい素材として魅力を発見したんだろうね
JUNK作家 豆本作家 絵本作家 ガーデニング作家と
タイ文字に興味を持っている作家は大勢いるなぁ

手描きのタイ文字資料も頼まれていたんだけれど
下の画像なんかは大変喜ばれたよ



これもオシャレなカフェの看板
日本のカフェとはデザイン表現が違っているけれど
見ていてとても楽しくなる


この看板はタイ古式マッサージ屋さんのもの
伝統的なタイの古典絵画から素材をつかっているけど
なんだか新鮮な感じが良いなあ


2010年6月7日月曜日

タイから無事に帰国・・Vol,20 タイで見かけた風物

町を歩いているとおかしな看板に出会う

この看板はナコンサワンという地方都市で遭遇したんだ

ボクたち日本人も横文字に弱くて
意味も分からずビジュアル的に
英文字をコラージュに使うことがある

それと同じなんだけれど
タイ人も日本の文字がカッコイイと思っている
Tシャツや色んな商品や看板にも
日本語が使われているんだ

下の看板はまったく意味が分からない
ばぶ○い って何?
ありがとうござい ってナニ?


看板が気になったので
その店に入ってみたよ
そこは日本の小料理屋
そんな雰囲気だったよ

ざるそば
とんかつ
コロッケ
味噌汁
うどん
焼き鳥
などがメニューに出ている

ボクはタイに来て日本食に恋しさを感じない
食べたいとも思わないから
ビールを飲んで出てきてしまった

日本食は決して安くないんだよ

でもこの店はタイ人のお客で賑わっていた
一緒に行った女の子たちはざる蕎麦を頼んでいた
いまタイ人の中にはワサビが好きだという若者が
増えているらしい

次のお土産にはワサビを持ってきてと
頼まれてしまった




下の画像はライブハウスの入り口にあった看板

拳銃を持っている人は入れません
いう意味だと思うよ

これも日本では考えられないよね

ボクは拳銃を持っていたから
入れてもらえなかった

なんてね
嘘だよ〜



2010年6月6日日曜日

タイから無事に帰国・・Vol,19 タイで見かけた風物

風物になるのかどうかは分からないけどね

仕事柄色々なデザインに目がいってしまう
看板もそのひとつなんだ

タイ文字とイラストやレイアウトが
とても可愛いんだよ

ボクがタイへ行き始めた頃には
喫茶店やカフェなんて高級ホテルにしか無く
街角には存在しなかった

珈琲を飲みたくなれば屋台で
カフェオーリエンという甘い甘い
コーヒーみたいな飲み物だった
あまり飲まなかったけれどアレは珈琲だったのかなぁ

ここ15年くらいの間にタイも変わり
バンコク市内はもとより
田舎に行ってもシャレたカフェが目につくよ
そしてオシャレなカフェには
オシャレな看板と可愛い娘

でもカフェにはビールが置いてない


どこかで見慣れた看板にも驚いた
タイの子供たちも学習塾に通っているんだね

これはデパートのトイレに入った時に発見
日本のデパートではあり得ないよね
日本でも自動販売機で売っているのかなぁ
日陰者じやないところがタイらしいよ

2010年6月5日土曜日

タイから無事に帰国・・Vol,18 ある日のホテル

ボクにしては豪華なバンコク市内のホテル

ROYAL PRINCESSは
通常の特別割引で2100THB(約6000円)
ROYAL HOTELは1200THBという価格だった

今回 ホテルを予約していなかったボクは
株主の友人のお陰で
通常割引よりも安く破格な宿泊が出来たけれどね

このホテルは老舗のホテルで
90年代の民主化闘争時代に軍に負われた
一般市民や闘士をかくまった過去の栄光を
引きずっているホテルだったけれど
場所が問題だった

タイ人の友達は車を持っているからいいものの
ボクは電車とバスしか足がない
アクセスが不便なところだから
破格値だったんだろうね

好意に甘えて泊まってみたけれど
施設も部屋も料理も良かったけれど
やっぱり自分の定宿の方が汚いけれど便利だよ

定宿はアクセスも便利だけれど
日本から予約をしていなくても
空き部屋が必ずあるというところが良いんだ
長旅の時には荷物を預けたまま
何日も田舎に何日も出かけても安心なんだ

フロント嬢が昼間トゥシューズを履いて
人気のないロビーで
バレーの練習をしているのも楽しい光景だしね

最近はアラブ人の宿泊客が多くなっていて
異国情緒たっぷりの鋭い目つきをしている
そんな彼らと話すのも楽しい

ああ
こんなこと書いていると
タイが恋しくなってくる
それが終わったら旅立つ準備だぁぁ







2010年6月4日金曜日

新刊であれ中古であれ本は香しい-61/ 久しぶりに買ったよ

積ん読状態の本が溜まっている

これらの本を読み終えてから
新しい本を買おうと決めていたんだけれど
フト本屋に立ち寄ってしまった

古書の匂いも新刊書の香りも大好きだから
困ったもんだ

嗅覚が働いてしまい面白そうな本に
出会ってしまう

大好きな木彫家舟越桂と
ヤン・ファーブルが対決している本を
見つけてしまった

10年ほど前に舟越さんの展示会を見るために
湘南大磯からメナード美術館まで来たことがあった

ヤン・ファーブル展が金沢21世紀美術館で
催されているときには行くことが出来なかった

名古屋に来てからどうも美術館とは
縁遠くなってしまったなぁ
名古屋のキュレーターにも知り合いはいない
ボストン美術館は1999年開館からの会員なんだぜ

伊豆の伊東市にある池田20世紀美術館などは
企画が変わるたびに
オープニングパーティに招かれて
酒を喰らって楽しんでいた


下の画像は鋲でできたヤン・ファーブルの立体

彼はキリスト者でありながら
十字架上で流された血にこだわり続けていて
動物の血や骨を用いて
現代の聖遺物を作り続けている


舟越さんの作品は昔から見ると
少しずつ変化を続けていて
最近の両性具有のフォルムには魅せられている
ボクは仏様を彫っているときに舟越作品に出会い
自分の木彫も少しずつ変化してきた
この本を見て
また新しい刺激を受け始めているよ

両性具有の作品を見ている内に
白州正子の評論が読みたくなってきたよ



ピンぼけ写真が大好きで
自分の作品も
偏った撮り方しかできないんだけれど
それでも良いと言ってくれるファンがいるからね

「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載されている頃から
楽しみに読んでいて我が意を得たりと
思っていたら単行本になっていた

今回のタイでは会話につまずくことが多かった
単なる旅行者とか傍観者ではなく
紛争の現場に入ってみたり
友人の仕事を手伝ったりしていたから
日常会話以上の専門的な
コミュニケーションが出来なかった

ボクのタイ語は政治と愛は語らないという
スタンスでいたんだけれど
今回ほど専門用語が欠落していることに気がついた

レザークラフトは?
ぬめ革は何て言うの?
JUNKって?
金具は?
木工作品は?
彫刻刀って?
制作過程は?
そんな単語の出ている参考書は無いんだよ

簡単な英語と日本語を解してくれるタイ人に
助けられて過ごしていたわけだよ

初心に帰って基本タイ語から学習しようと
思った訳さ

それには男女の会話からと思って
タイ語会話の参考書を漁り始めている

分かっているんだよ
泥縄だってことはね




革細工の参考書は見つけたときに買うことに
決めたんだよ

知っている技法の確認って言うんだろうね
ボクの周りにはキチンとした革工芸の作家が
増えてきているから
適当に作っているオイラでも
基本は知っているんだよって言いたいじゃん

2010年6月3日木曜日

タイから無事に帰国・・Vol,17 探し当てたJUNK

やっぱり買っておけば良かった

タイを旅していると時々後悔することがある
コレ買おうかな・・と迷い始め
あとでもう一回来ようなんて思い
その場を離れて次の場所に進んじゃう
そして手に入る機会を逸してしまうんだ

もう一度 行く時間がとれなかったり
場所が分からなくなったり
すでに売れてしまっていたりして
悔やんでしまう

同じ気持ちになったことがあるよ
でかい会場内を歩いていて
コレ欲しい この作家と話してみたい
そして果たせなかったことがある

このバンコクのJUNK地帯もそうだった
旅の途中だから最終日に行けば良いなんて
思って田舎に向かった

結局 最終日には時間が無くて
行くことが出来なかった
次の機会にはこの地域に泊まることにしよう
そうすれば訪ねる時間が捻出できるから

発送を代行してくれる友人もいるから
かさむ荷物は船便で送れば良い

重量のかさむ物は持って帰れないけれど
木工や革細工に使えそうな小さな建具の部品や
軍用の布のパーツは手に入れたいからね

今はイソップ寓話のように
あの葡萄は酸っぱいって思うことにしたよ


2010年6月2日水曜日

タイから無事に帰国・・Vol,16 探し当てたJUNK

まるでJUNKのワンダーランドだよ

タイ旅行のガイドブックなんぞには
絶対に載っていない場所なんだよ
多分 タイ国政府観光庁だって知らないよ
しかもバンコクのど真ん中

どこから集めてくるのか分からないくらい
それもジャンル別に分けて
放置(?)してあるJUNKな物には笑えてくる

ある町角には先日書いた机や椅子の木工品
そしてこの一角は走らない車の墓場みたい
車のことはチンプンカンプンで分からないけれど
同行してくれたタイ人に言わせると
時々掘り出し物があると言っていた

6月19日・20日に開かれる
友人の共鳴グループがタイムマシンを作っている
彼らをここに案内したら部品取りの
争奪戦が始まるんだろうな

ジャンク好きにはたまらない場所なんだけれど
持って帰ることを考えるとツラクなるんだ





2010年6月1日火曜日

My Dear Friend -108/ナツノコカゲ展に行ってきた

今日が最終日だったのでお土産片手に行ってきたよ

その前に一軒立ち寄らねば・・・
革細工の金具の在庫が少なくなったので
卸問屋さんに行ってきた

このお店では
ボクの希望を伝えると奥からカタログを
出してきて応えてくれるし
ハンズあたりで見かけた高価な金具も
探して取り寄せてくれるから大助かり

今日は革紐と変わったコンチョを特注してきた

ナツノコカゲ展は28日からだったけれど
JUNK作家のF,45さんには
約束のブツも手渡したいしと約束違反のオイラ
結局最終日の今日になってしまった

久しぶりの覚王山アパートだった

三人展なんだけれど
それぞれが競わずにノンビリとした雰囲気
どこか懐かしさを感じさせる展示だった

zuka_pubbeさんの帽子とカバン
F,45さんの錆サビジャンクな小物たち
MILさんの小さな焼き菓子

素敵な作品を撮らせてもらい
情報交換をすませて
はんなりとした時間はおしまい

オイラは次の訪問地へ・・・・・・