2008年7月3日木曜日

へっぽこ先生との再会

何年も前のことだ。
ウイスキーのテレビCMで
このへっぽこ先生がよく登場していた。

季刊「銀花」という手仕事や自然の事を取り上げている
雑誌でも特集を組まれていた。

棟方志功に版画の道を選ばせたという
川上澄生という版画家に今また興味が沸いてきて
三冊しか持っていない画集を毎日眺めている。


「初夏の風」

かぜ と なりたや
はつなつ の かぜ と なりたや
かのひと の まへに はだかり

かのひと の うしろより ふく
はつなつ の  はつなつ  の
かぜ と なりたや



記憶のかなたにあった川上澄生を思い出したのか・・・
それはね

先日「クリエイターズ・マーケット」で知り合った

彼女の作品にかける想いや
その彼女のまわりにいる素敵な連中を好きになったから

そしてそして、その作家は消しゴムはんこで「五行歌」も彫っている。



ボクが五行歌に出会ったのは1995年
友人の紹介で五行歌の主宰者である草壁焔太先生を
訪ねた。

バブルが崩壊し、個人的な問題も抱えていた当時
草壁先生といろんな話をした。
先生は五行歌を作ることを勧めてくれた。

心のうちを五行にまとめること。

無駄な虚飾をはぎ取り
見栄や体裁を繕うことを捨て
世間体や自分への評価も気にしない

まるでタイ人と話しているような
優しい言葉が身にしみてきた。

失意にあったボクは歌い出した
一日に50もの五行歌を生み出していた
その内の何点かの習作を草壁先生は取り上げてくれた。

吐露すること、誰かがボクのことを見ていてくれること
救われる思いだった


木彫で自分と向き合うことを知ったボクは
いま又、新しい作家達と知り合い
いま又、新しい試みで自分を表現出来るかも知れないと
思い始めている。


1 件のコメント:

もりよ さんのコメント...

YU-さんの
積み重ねてこられた
感性の
扉叩けたようで嬉しい♪

最近、五七五七七のリズムが染み付いてしまっています(笑)

川上澄生氏の作品、私も好きになりそうです。
ノスタルジックで異国の香りがして、
ちょっとの和を感じて。

作品集、楽しみです。