2008年9月30日火曜日

タイで見かけた色んなもの-9

タイを旅しているとおかしなものに出くわす。

バンコクから友人の車でマハチャイという街に
行く途中のこと

友人が左手に奇妙な物が見えてくる・・・と
教えてくれた

左側にカメラを向けて待っていると
出たぁ

デカイ!!!

車と比較するとそのでかさが分かると思う

何だろうと思った

頭の三つある象さんだぁ



タイ人の好事家が自費で作った象だという
タイでは象を嫌いという人に会ったことがない
タイの象徴でもある



インドのバラモン教の中に
象にまつわる数々の神話がある

その中に33の顔をもつ白象の話があり
その象の名前が「エラワン」という

その象から生まれた子供が
三つの顔をもっていた

インドでは「キリメーククラトライダーユック」という
長い名前だったが

その神話の三つの顔を持つ象が長い時間をかけて
タイへ伝わってくるうちに
元々親の名前である「エラワン」と言われるようになった

タイや日本でも「エラワン」と名前の付いた
タイ料理屋やタイマッサージ屋やホテルがあるので
タイを好きな人は知ってるでしょ




下の画像では二つしか顔が見えていないけどね
向こう側にも顔があるんだよ




もうひとつタイには一般的な象さんがいる。
インドのヒンドゥ教の象神である
プラ・カネート(ガネーシャ神)という
体が人間で顔が象という神様だよ

ガネーシャ神はここでは触れない

画像のガネーシャは
ナコンサワンという街のファッション・ブティックの
店内に鎮座していた

日本でファッション・ブティックの中に
狛犬や龍の置物が飾られていることはないよね





2008年9月29日月曜日

最近の撮影画像


最近色んな所へ出かけることや
古い友人や新しい友人たちと会うことが多かった

少し落ちついて本を読んだり
室内で出来る小物雑貨を作りたくなっていた

久しぶりの雨で寒い朝がはじまりました

カメラ雑誌の読書に飽きてしまい
溜まった画像の整理をしながら
100mm角くらいの真四角な豆本とポストカードを作ろうと思い立った。

タイで撮った画像や最近の画像を60点ほどセレクトした

JUNK雑貨を作っている仲間の作家から
コラボしようという誘いをうけた

コラボの為に自分の木工雑貨の作品も豆本にしてみようと
思っている。

作品集を作っておけば
実際の作品を持って歩かなくても
打合せには事足りるからね。

熱い珈琲を飲み
フラワー・トラベリングバンドの「サトリ」を大音量でかけて
ガラス越しに見える深まる秋と
過ぎた夏の日に別れをつげた

そんなある日の画像をアップしてみたよ























2008年9月28日日曜日

FLOWER TRAVELLIN'BAND

“We are here” at 名古屋DIAMOND HALL
仲間と連れだってライブに行ってきた

ジョー山中/Joe Yamanaka(Vo.)
石間秀機/Hideki Ishima(Sitarla.)
小林ジュン/Jun Kobayashi(B.)
和田ジョージ/George Wada(Dr.)
篠原信彦/Nobuhiko Shinohara(Key.)


彼らとは35〜36年ぶりの再会だった。
いまは無きオリエンタル中村(現三越)で
内田裕也率いるフラワー・トラベリングバンド
招聘したのが彼らとのはじまり

早めに着いたぼく達は楽屋を訪ねて
再会を喜んだ

みんな変わっていない
みんな素敵だった
みんな還暦を過ぎていた
みんなやんちゃ坊主のママだった

リハーサルを終え
ぼく達7人は会場の席を陣取って
スタートからノリにのった演奏を楽しんだ

最初から鳥肌が立ってしまった

ロビーにはやはり鳥肌が立ったという
20代の若者達がいた












彼は今回のフラワー・トラベリングバンドの再始動
ライブ公演の話をしたときに
即 行きます
と手をあげた友人

ジョー山中の大ファンだと聞いていたので
記念写真を撮ったが
コチンコチンに緊張してしまった




40年来の友人ミクロとジョーは
昔からの仲良し
今回のライブを陰で支えてくれた





当日の朝
ふと思いついて彼女に電話をかけて
ライブに誘ってみた

彼女も即答で「今から行く」と言ってくれ
一時間後には車を駆ってかけつけてくれた






石間秀樹と一緒に・・・
インドのシタール(Sitar)とギターをミックスさせた
Sitarlaという楽器をつくりあげ
今回のライブで見事な演奏を聴かせてくれた


2008年9月25日木曜日

ナナちゃん人形は既製品だった??

NECの98**とかいうパソコンからMacに乗り換えて
切り貼りのデザイナーにとって
目から鱗の右往左往時代だった。


Macも進化を続けてお絵かきソフトも進化した

ペンや筆の代わりにマウスやタブレットペンを使って
絵が描けるソフトに飛びついて
参考書や教科書がわりの「DTP WORLD」「MdN」が座右の書になっていた
1990年過ぎだったかな・・・

吉井宏という愛知県出身のイラストレーターの存在をしり
密かに彼を師として彼の模作ばかりしていた時期があったよ

ボクもオリジナルのキャラクターを生み出そうと頑張ってみたんだ

そして幾星霜・・・
ボクはスタンスの違うデザイナーに変身していた

密かな師である彼は愛知から東京へ
ボクは湘南から愛知へと出戻ったね

クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】を知り
吉井さんの投稿を読むのが楽しみの一つにもなった

今日届いた日刊デジタルクリエイターズを読んで
どうしても紹介したと思いました

早速、雲の上の存在である吉井さんに記事の引用のお願いメールを出してみると・・・・
クイックレスポンスで、嬉しいことに快諾していただけた。

それが以下の記事です
彼のように文才もないボクは自分なりに色々と書いてはみたものの
うまく書けない・・・・

お馬鹿なボクは全文引用という
愚挙に走ります

吉井様お許し下さい

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●ナナちゃん人形は既製品だった??

名古屋の名鉄百貨店ヤング館(旧セブン館)前のナナちゃん人形。身長6.1メートルの白い女性像。季節や催し物ごとに着せ替えされ、待ち合わせ場所になるなど名物になっている。デザイン事務所時代、毎日ナナちゃん人形の横を通って(たまには股の間をくぐって)通勤&取引先に行ってました。当時は服は滅多に着せられてなかった気がする。
*http://www.e-meitetsu.com/mds/ladies/f_nana/index.html >

で、先日、公園の変なオブジェを集めたサイトを見ていたら、見覚えのある白い巨大人形を発見。リンク先の下から三番目の写真に注目。
*http://www.darkroastedblend.com/2008/02/nightmare-playgrounds.html >

スイス製と聞いたことはあるけど、量産品とは知らなかった。製造元のシュレッピー社(ボナベリ社と統合?)のサイトのhistoryの1970年のところにナナちゃん人形と同型のマネキン。Web検索すると、他にも同型のマネキンの写真がいくつか出てくる。ファッション関係でマネキンに詳しい人には常識だったのかもしれないけど。
*http://www.bonaveri.com/schlappi/home.htm >

いかにも1970年頃の雰囲気を漂わせるデザインで、著しく時代遅れっぽかったのだが、時代が巡って逆に新しさも感じたり。「昭和48年、名鉄セブン一周年記念に何かシンボルを探していて、東京で行われたマネキンの展示会で目立っていた大きな人形をマスコットにした」そうだ。

オリジナルデザインの特注品だと思い込んでたので、ちょっとがっかりな気分。例えれば、渋谷のハチ公が、実はそのへんのインテリアショップで売ってる犬の置物だった、みたいな。

吉井 宏/イラストレーター】 hiroshi@yoshii.com

タイで見かけた色んなもの-8

タイの歓楽地で見かけた面白い商売

一人の顔をコンピュータグラフィックで
色んな表現を作り出して
肖像画として売っていた。

日本でもあるのかも知れないが
町角に店を開いて営業はしていないとおもうよ

楽しいこと面白いことが大好きなタイ人だよ
見習わなくては・・・・















タイで見かけた色んなもの-7

昨日の続きの画像だよ

アイデアが少し陳腐すぎるから
アップを控えていたんだけど
届いたコメントを読んでいたら

アップしてみようと思いました。

まあ暗示的な絵だとも言える

明るい未来を感じ取るには至らないと思うけどね。

鳥がバンコクを飛んでいるんだけど
その鳥は鳩ではなく
真っ黒なカラスやコウモリだとしたら・・・

ヒッチコックを思い出すまでもなく
不気味な絵になってしまうよね。

画題が「バンコクの未来」だったら
少し怖い

また画題が「鳥も渋滞」だったら
シニカルで笑える

そして画題が「都会に住めない鳥たち」だったら・・・






前にアップした顔のない仏像の画像のことで
4人から直メールを頂きました。
直メールって裏で何かやっているようで
いやなんだけどね。

タイには顔のない仏像もあるという意味で画像をアップしてみました。

これはタイ人達が首からさげている
「プラクルアン」というお守りです。
「ソムデット」や「ロンプーウェン」という
お坊さんの像が御利益があると言われている

でも、この顔無しさんのお守りも素朴で
歴史を感じさせるよね

顔がないと言うことは題名がない絵と同じだと思うのは
ボクだけになのかな
よくある「無題」というのがイイ



絵における画題と同じで仏像も作者の手を離れた時から
作品は一人歩きする物だと思っている。

鑑賞する人の妨げにならないのであれば良いのだけど
大概の画題は作者のメッセージが濃いものが多い

一人歩きした作品は鑑賞者の思惑にゆだねて良いんじゃないかな
題名にこだわってしまうと鑑賞が鈍くなり
鑑賞者の感性を阻害してしまう。

名画「千と千尋の神隠し」に出てきた
顔無しが好きなんだけど

顔のない人物は創造力をかき立てられる。







2008年9月24日水曜日

タイで見かけた色んなもの-6

コメントにもあった通り
我ながら
前回は意志不明瞭な画像をアップしてしまいました。

その後に、平和・民族・平等などと掲げれば
ボクの浅薄さが分かってしまうね。

バンコク郊外の町で催されていた
 NGOのイベントに行く機会に恵まれた

会場では山岳民族の紹介や民族音楽そして
ロンプレーン・プァ・チウィット(生きるための歌)の
キタンチャリーの歌と演奏があり
豊田勇造も出演した

その画像は後日に回すとして・・・

会場内に展示してあった絵画の一部を
披露したい

この絵画も主催者に許可を得て
日本に帰って自分のブログに掲載することを前提として
撮影しました。

ボクが解説するまでもなく
描かれた絵画のテーマは
奥深いものがありそうだよ

ボクは、テーマが前面に出ている絵画や写真は
制作者の押しつけのような感じがして
苦手なのだが・・・

この絵は主張を見る人たちに預けている様な気がした


絵や写真は見る人の感性に任せた自由裁量ともいえる分野
鳩が平和のシンボルと言われていても
糞公害に悩まされている人にとっては
そうは捉えられないからね。

ボク何ぞは鳩やウサギはアウトドアの食料として
美味い調理法を知っている。

鶴は食べたことはないけどね。





この絵を見たときに梁石日の「闇の子供たち」を思い出した。
映画も小説も賛否両論ある作品だね。










折り鶴というのは日本文化の一つだと思っていたけど
千羽鶴をはじめ祈願するときの象徴としては世界的なものになっているのかな??

しかし、この折り鶴の背景も折り鶴そのものも
なんと汚れているんだろう



2008年9月22日月曜日

タイで見かけた色んなもの-5

作品制作に関連はありませんが
タイで見かけた色々なものとして紹介します。


タイで王様は国の父と呼ばれ絶大な信頼と愛敬の存在です。
しかし、戦前の日本国のように「不敬罪」があります。

この絵画は歴史的な王族、王妃の肖像画です。

ボクには王族関係の方々を詳しく解説できる知識も資料も無いので
画像をアップするにとどめます。




2008年9月21日日曜日

タイで見かけた色んなもの-4

タイの町角で見つけた画像も披露するね。
何だかなぁ・・・と思う画像もあるだろうね。

タイを嫌いになる人も出てくるかも知れないね。

「清濁あわせ飲む」や「日本の常識は世界の非常識」という言葉があるように
ボクのタイは観光地としてのタイばかりではない
キレイなものもあれば、目をそらしたい事もある
でも、いつも目をひらいてタイを眺めていたい

タイに住んでいる日本人の友だちから

旅行客と住んでいる者とは視点が違うんだよ
旅行客は一過性だけど、住んでいる者にとっては日常だからね
さけて通れないことも、目をそらしてばかりはいられないこともある・・と
言われた。



では始まり始まり・・

下の写真はなんだと思う??

そう、街頭で「入れ歯」を売っている。
接着具合の調整や掃除もしてくれる。

いちいち歯医者に行かなくても
路上にこんな店があれば
便利だろうな・・・

と、思うのはボクだけかな?


ねっ、いろんな入れ歯が揃ってるでしょ
さすがに可愛いとも色彩感覚にすぐれているとは思わない

不衛生なんて言わないでね・・・
需要と供給が成り立っているから
こんな屋台もあるんだよ

そして、きっと助かっている人もいるんだろうな




ボクが泊まっていたゲストハウスの近くにある食堂でのシーン
いつも朝飯はここで食べていた。

その日はちょうどご飯が炊きあがっていたところだった
あら熱を取るために、
ふたを取って冷ましていると

たくましいタイの雀たちがやってくる。

狙ってくるのはご飯ばかりではなく
キチンと野菜も食べる

観察していると雀たちは「もやし」が大好きみたい

フト、鳥インフルエンザのことや糞のことが頭をよぎったけれど
毎日おいしい朝飯をいただいていた。




気分直しにふつうの画像も・・・・

タイでは「龍」は神のお使いでもあり守護神としても
崇められている。

電車に乗っているときに車窓からこの雲が見えた
この雲を撮っていると、他の乗客もワイワイ言い出して
ボクの液晶画面を見に来た