玉村豊男の版画展を見てきた。
その版画はいわゆる木版画や石版画とはちがう
ジクレー(Giclee)といわれる版画だった
吹き付けて着色するという意味のフランス語だそうである。
データとしての「版」があり、現代の科学技術によって
登場した新しい版画の分野です。
版画自体は複製される絵画であり、シルクスクリーンなども
版画の範疇に入る。
最近ではリトグラフも写真製版で原版を制作する。
版画という範疇は日本にしか無く
アメリカではPrintです。
但し、Original PrintとPrintの区別はされている。
次の作品を版画にすることまでは決めていたが
消しゴムハンコにするか
木彫レリーフにするか
多色刷り木版画にするか・・・と
表現方法に悩んでいましたが
ジクレーという方法があることに気がついて
早速、複製芸術である「玉村豊男版画展」に飛び込んだというわけだ。
8月1日からは同じ画廊で
「原田泰治 ピエゾグラフ版画展」が開催される。
ピエゾもジクレーも新しい版画様式である
しかもボクはそれらに手慣れている
表現方向は定まりかけた
しかし、その頃ボクはタイのビーチで美女達に囲まれて
朝から夜までビール三昧
版画のことなんかすっかり忘れているだろう。